专利摘要:

公开号:WO1991003736A1
申请号:PCT/JP1990/001148
申请日:1990-09-07
公开日:1991-03-21
发明作者:Tamio Yamauchi
申请人:Tamio Yamauchi;
IPC主号:G01N33-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 免 疫' 動 態 の 測 定 法 〔産業上の利用分野〕
[0002] 本発明は人に お け る 種 々 の抗原の認識機序に基づ く 細 胞性免疫動態の測定法に 関す る 。
[0003] 〔癸明の背景〕
[0004] 今 日 、 技術の進歩に よ り 種 々 の抗腫瘍免疫療法上の治 療手段が豊富に開発さ れ、 多彩な .治療方法が考え ら れて い る 。 しカゝ し な力 s ら、 人に おけ る 細胞性免疫について は、 そ の全容が全 く 解明 さ れてお ら ず、 免疫療法 と の関連に おいて暗中模索の状態に あ る 。
[0005] 本発明者は α - I F N治療が強力 に行われて い る 転移性 腎癌患者 を 例 に と っ て 、 継続的 に 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー zヘ ル パ ー τ リ ン パ球、 ヘ ル パ ー τ リ ン パ球、 N K細胞、 サ ブ レ ッ シ ヨ ン . イ ン デ ュ ーサー T リ ン パ球、 0 K I a 1陽性 リ ン パ球の動態を追跡す る こ と に よ っ て、 有効例 ま た は無効例 と の間に どの よ う な相違が あ る か、 あ る い は、 癌や肉腫等の悪性新生物の既往の な い正常人について は どの よ う に な っ て い る かを分析 し、 比較 し、 検討 し た。
[0006] そ の結果、 得 られたデー タ につい て多変量解析の一法 で あ る 重回帰分析 を 行 い 、 単球 と 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ ーノヘルノ ー T リ ン パ球お よ びへルパ 一 T リ ンパ球 と の相関関係を解析 し た と こ ろ 、 細胞性免 疫、 特に癌免疫の動態につ き 重要な新知見が得 られる こ と を見出 した。
[0007] 具体的に言え ば、 上記の解析に よ り 、 自 己腫瘍抗原認 識機能、 発癌か ら発病に至る予測、 癌の有無、 そ の状態 お よ び内容を推定する こ と が で き 、 癌、 腫瘍等の発見に 役立ち、 ま た、 それ ら の治療に おけ る 治療効果の有無の 指標 と し て利用す る こ と がで き る こ と を見出 し た。
[0008] 従来、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ー サ 一 Zヘ ル パ ー T リ ン パ球、 ヘ ル パ ー T リ ン.パ球、 NK細胞、 サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサ一 T リ ン パ球、 0 K I a 1陽性 リ ン パ球につ い て は、 個 々 の リ ン パ球が測定 さ れ て い る だ け で、 こ れ ら の各 リ ン パ球間の相互関係を検討 し た例は な い。 つま り 、 そ の測定を した結果の意義が明確に さ れて お ら ず、 それに基づいて免疫動態の把握を なすに は至 つ て い なかっ たのが実情であ る 。
[0009] 本発明の 目 的 は細胞性免疫、 就中癌免疫の免疫動態を 簡便に把握 し得る 、 ひいて は病態、 就中、 自 己免疫疾患 (喘息、 了 ト ピー性皮虜疾患等) 、 免疫異常を来す遣伝 子病、 臓器移植免疫、 細胞性免疫に係わ る ウ ィ ル ス性疾 患 (血清肝炎等) 、 癌疾患患者の病態等の診断な ら びに こ れ ら の病気の治療お よ び予防等への指針 と な り 得る 免 疫動態の測定法を提供する こ と に あ る 。
[0010] 〔発明の説明〕
[0011] 本発明者は、 ヒ ト の採血血液について、 単球、 活性化 サ プ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー ヘルパ ー T リ ン パ球、 ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 CD3陽性 リ ン パ球、 CD4陽性 リ ン パ 球、 CD8陽性 リ ン パ球、 OKIal陽性 リ ン パ球、 NK細胞、 サ プ レ ツ シ ヨ ン . イ ン デ ュ ー サ ー T リ ン パ球、 細胞傷害性 T リ ン パ球、 サ ブ レ ッ サ ー T リ ン ノく球、 活性化サ ブ レ ツ サーノ細胞傷害性 T リ ン パ球の数を測定 し、 そ の測定結 杲を、 多変量解析の一法であ る 重回帰分析の手法に よ り 解析 し、 細胞性免疫動態、 特に癌免疫動態を測定す る こ と に成功 し た。
[0012] 即ち、 本発明 は下記 1 ~ 9 を そ の要旨 と す る も の であ る 。
[0013] 1 - 血液分析に よ り 免疫動態を測定する 方法であ っ て、 下記(a)〜(f )の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り 抗原認識 機構を評価す る こ と を特徵 と す る 免疫動態の測定法。
[0014] (a) 採血血液 に つ い て 、 単球、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · イ ン デ ュ ーサーノヘ ル ノ ー T リ ン ノ 球お よ びへ ル パ ー T リ ン パ球の数を測定す る
[0015] (b) 単球 の 数 を 従属変数 と し 、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー ヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ びへ ル パ ー T リ ン パ球の数を独立変数 と し て重回帰分析 を行な う
[0016] ( c ) 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ー サ一 /ヘ ルパ 一 T リ ン パ球お よ びヘ ル パ ー T リ ン パ球の各偏回帰 係数を求め、 有意差検定を行な う
[0017] (d) 重相関係数を求め、 有意差検定 を行な う
[0018] (e) 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン ' イ ン デ ュ ーサー ヘ ル パ 一 T リ ン パ球お よ びヘ ル パ ー Τ リ ン パ球の寄与率を 求め る
[0019] (f ) 単球 と 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ 一 Z ヘ ルノ ー T リ ンパ球お よ びへル パ一 T リ ン パ球 と の 相関関係を求め る
[0020] 血液分析に よ り 免疫動態を測定す る方法であ っ て、 下記(a) ~ (f)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り NK細胞の サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ一系 リ ン パ球に対す る 抑制作用 を評価す る こ と を特徵. と す る 免疫動態の測定 法。
[0021] (a) 採血血液について、 NK細胞、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ー ザ ー /ヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ びサ プ レ ツ シ ヨ ン · ィ ン デ ュ ーサー T リ ン パ球の数を測 定す る
[0022] (b) NK細胞の数を従属変数 と し、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 ヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ びサ プ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー T リ ン パ球の数を独 立変数 と し て重回帰分析を行な う
[0023] (c) 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ー ザ ー /ヘルパ — T リ ン パ球お よ びサ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサ 一 T リ ン パ球の各偏回帰係数を求め、 有意差検定を 行な う
[0024] (d) 重相関係数を求め、 有意差検定を行な う
[0025] (e) 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサー /ヘ ルパ 一 T リ ン ノ 球お よ びサ ブ レ ッ シ ヨ ン * イ ン デ ュ ーサ 一 T リ ン パ球の寄与率を求め る
[0026] (f ) NK細胞 と 、 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン . イ ン デ ュ ー サ 一/ /ヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ びサ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー T リ ン パ球 と の相関関係を求め る 血液分析に よ り 免疫動態を測定する 方法であ っ て、 下記(a) ~ ( f )の プロ セ ス を行な う こ と に よ り OK I al陽 性 リ ンパ球に対す る NK細胞機能お よ び単球の機能の状 態を評価する こ と を特徴 と す る 免疫動態の測定法。
[0027] (a) 採血血液について、 OK I a l陽性 リ ン パ球、 NK細胞 お よ び単球の数を測.定す る
[0028] (b) OK I a l陽性 リ ン パ球の数を従属変数 と し、 NK細胞 お よ び単球の数を独立変数 と し て重回帰分析を行な
[0029] (c) NK細胞お よ び単球の各偏回帰係数を求め、 有意差 検定を行な う
[0030] (d) 重相関係数を求め、 有意差検定を行な う
[0031] (e) NK細胞お よ び単球の寄与率 を求め る
[0032] (f ) OK I a l陽性 リ ン パ球 と 、 NK細胞およ び単球と の相 関関係を求め る
[0033] 血液分析に よ り 免疫動態を測定す る 方法であ っ て、 下記(a:)〜(f)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ー サ一/ヘ ル パ ー T リ ン ノ 球 お よ び活性化サ ブ レ ッ サ ー Z細胞傷害性 τ リ ン パ球に 対す る NK細胞機能お よ び単球の機能の状態を評価す る こ と を特徴 と す る 免疫動態の測定法。 (a) 採血血液について、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ一 Zヘルパ ー T リ ン パ球お よ び活性化サ ブ レ ッ サ ー /細胞傷害性 T リ ン パ球、 NK細胞お よ び単 球の数を測定する
[0034] (b) 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デュ ーサ一ノヘルパ 一 T リ ン パ球お よ び活性化サ ブ レ ッ サ一 / 細胞傷害 性 T リ ン パ球の数の和を従属変数 と し、 NK細胞お よ び単球の数を独立変数 と し て重回帰分析を行な う
[0035] (c) NK細胞お よ び単球の各偏回帰係数を求め、 有意差 検定を行な う
[0036] (d) 重相関係数を求め、 有意差検定を行な う
[0037] (e) NK細胞お よ び単球の寄与率を求め る
[0038] ( f ) 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサーノヘ ル パ 一 T リ ン パ球お よ び活性化サ ブ レ ッ サ ー Z細胞傷害 性 T リ ン パ球の数の和 と NK細胞お よ び単球 と の相関 関係を求め る
[0039] 血液分析に よ り 免疫動態を測定する 方法であ っ て、 下記(a) ~ (g)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り 、 活性化 B リ ン パ球に対する NK細胞機能お よ び単球の機能の状 態を評価する こ と を特徵 と す る免疫動態の測定法。
[0040] (a) 採血血液について、 単球、 NK細胞、 OK I al陽性 リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 / ヘ ル パ ー T リ ン パ球およ び、 活性化サ ブ レ ッ サ ー / 細胞傷害性 T リ ン パ球の数を測定す る
[0041] (b) 0 K I a 1陽性 リ ン パ球数カゝ ら 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ー ザ ー Zヘ ル パ ー τ リ ン パ球お よ び活 性化サ ブ レ ッ サ ー 細胞傷害性 Τ リ ン パ球の数を差 し 弓 I き 、 こ れ を 活性化 Β リ ン パ球数 と し て算 出 す る
[0042] (c) 活性化 Β リ ン パ球の数を従属変数 と し、 ΝΚ細胞お よ び単球 の 数 を 独立変数 と し て重 回帰分析 を 行 な フ
[0043] (d) NK細胞お よ び単球の各偏回帰係数を求め、 有意差 検定を行な う
[0044] Ce) 重相関係数を求め.、 有意差検定を行な う
[0045] (f ) NK細胞お よ び単球の寄芋率を求め る
[0046] (g) 活性化 B リ ン パ球 と NK細胞お よ び単球 と の相関関 係 を求め る
[0047] 血液分析に よ り 免疫動態を測定す る方法であ っ て、 下記(a)〜(d)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り 得 られた 標準偏回帰係数 と 各重相関係数 と を座標に よ り 表示 し た グ ラ フ を作成 し、 そ の グ ラ フ に よ り 評価す る こ と を 特徵 と す る 免疫動態の測定法。
[0048] (a) 採血血液につ い て、 単球、 NK細胞、 OK I al陽性 リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ ー Z ヘルノく ー T リ ン パ球、 ヘルノく ー T リ ン パ球お よ びサ プ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ ー T リ ン パ球の数を測 定す る
[0049] (b) 単球 の 数 を 従属変数 と し 、 活性化 サ ブ レ ッ シ ョ ン ♦ ィ ン デ ュ ー サ一/ヘ ル ノく ー T リ ン パ球お よ びへ ル パ ー T リ ン パ球の数を独立変数 と し て重回帰分析 を行な い、 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り 、 単 球 と 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー /ヘ ル パ ー Τ リ ンパ球お よ びヘ ル パ ー Τ リ ン パ球 と の相関 関係を求め る
[0050] (c) ΝΚ細胞の数を従属変数 と し て、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ー ザ ー ζヘ ル パ ー τ リ ン パ球お よ び サ プ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 Τ リ ン パ球の数を 独立変数 と し て重回帰分析を行な い、 標準偏回帰係 数を求め る こ と に よ.り 、 ΝΚ細胞と 、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン . ィ ン デュ ーサー Ζヘ ル ノヽ。— Τ リ ン パ球お よ びサ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサー Τ リ ン パ球 と の 相関関係を求め る
[0051] (d) OK I a l陽性 リ ン パ球の数を従属変数と し、 NK細胞 お よ び単球の数を独立変数 と して重回帰分析を行な い、 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り OK I a l陽性 リ ン パ球 と 、 NK細胞お よ び単球 と の相関関係を求め る
[0052] 血液分析に よ り 免疫動態を測定す る方法であ っ て、 下記(a)~ (i)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り 得 られた 各標準偏回帰係数 と 各重相関係数 と を座標に よ り 表示 した グラ フ を作成 し、 そ の グラ フ に よ り 評価す る こ と を特徴 と す る 免疫動態の測定法。
[0053] (a) 採血血液について、 単球、 NK細胞、 OK I a l陽性 リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ 一サー Z ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サー Ζ細胞傷 害性 Τ リ ン パ球、 ヘ ル パ ー Τ リ ン パ球お よ びサ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサー Τ リ ン パ球の数を測定す る
[0054] (b) 単球 の 数 を 従属変数 と し 、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ一ノヘ ル ノ ー T リ ンパ球お よ びへ ル バ 一 T リ ン パ球の数を独立変数 と し て重回帰分析 を行な い、 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り 、 単 球 と 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサー zヘ ル パ ー T リ ンパ球お よ びヘルパー T リ ン パ球 と の相関 関係を求め る
[0055] (c) NK細胞の数を従属変数 と し て、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー Zヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ び サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ーザ ー T リ ン ノく球の数を 独立変数 と し て重回帰分析を行な い、 標準偏回帰係 数を求め る こ と に よ り 、 NK細胞 と 、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー ヘ ル ノ ー T リ ン パ球お よ びサ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサー T リ ン ノく球 と の 相関関係を求め る
[0056] (d) OK I a l陽性 リ ン パ球の数を従属変数と し、 NK細胞 お よ び単球の数を独立変数 と し て重回帰分析を行な い、 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り OK I a l陽性 リ ン パ球 と 、 NK細胞お よ び単球 と の相関関係を求め る
[0057] (e) 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一/へル バ 一 T リ ン パ球お よ び活性化サ ブ レ ッ サ ー ノ細胞傷害 性 Τ リ ン パ球の数の和を従属変数 と し、 ΝΚ細胞お よ び単球の数を独立変数 と して重回 分析を行な い、 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り 、 活性化 τ リ ン パ球 と ΝΚ細胞お よ び単球 と の相関関係を求め る
[0058] ( f ) 0 K I a 1 陽性 リ ン パ球数カゝ ら活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ーザー /ヘ ルパ ー T リ ン パ球お よ ひ'活 性化サ ブ レ ッ サ ー /細胞傷害性 T リ ンパ球の数を差 し引 き 、 こ れ を活性化 B リ ンパ球数 と し て算出 し、 そ の活性化 B リ ン パ.球数を従属変数 と し、 NK細胞お よ び単球の数を独立変数と し て重回帰分析を行な い 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り 活性化 B リ ン パ 球と NK細胞お よ び単球 と の相関関係を求め る 血液分析に よ り 免疫動態を測定 し、 評価す る 方法で あ っ て、
[0059] ( a ) 採血血液について CD3陽性 リ ン パ球、 CD4陽性 リ ン パ球、 C D 8陽性 リ ン パ球、 N K細胞、 ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デュ ーサー T リ ン ノ、。球 細胞傷害性 T リ ン パ球、 サ ブ レ ッ サ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デュ ーサー Zヘ ル ノ ー
[0060] T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サ ー Z細胞傷害性 T リ ン パ球、 単球の数を測定す る
[0061] ( b ) 活性化サ ブ レ ッ サ ー /細胞傷害性 T リ ン パ球の数 を従属変数 と し、 単球、 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · ィ ン デ ュ ー サ ー / ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 ヘ ル ノ ー T リ ン パ球、 C D 3陽性 リ ン パ球、 C D 4陽性 リ ン パ球、 C D 8陽性 リ ンノ 球、 N K細胞、 サ ブ レ ッ シ ヨ ン . イ ン デ ュ ーサー T リ ン パ球、 細胞傷害性 T リ ン パ球、 サ プ レ ッ サ ー T リ ン パ球の各数を独立変数 と し て それ ぞれ重回帰分析を行な う
[0062] (c) 活性化サ ブ レ ッ サ ー Z細胞傷害性 T リ ン パ球に対 する CD3陽性 リ ン パ球、 CD4陽性 リ ン パ球、 CD8陽性 リ ン パ球、 単球、 NK細胞、 ヘ ルノ ー T リ ン パ球、 サ プ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ーザー T リ ン パ球、 細胞傷 害性 T リ ン パ球、 サ.ブ レ ッ サ一 T リ ンパ球、 活性化 サ プ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 /ヘ ル パ ー T リ ン パ球それぞれの寄与率を求め る
[0063] (d) 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ー サ 一 Zヘルパ — T リ ン パ球の寄与率を、 ヘ ル パ ー T リ ン パ球の寄 与率 と サ ブ レ ッ シ ヨ ン ' イ ン デ ュ ー サー T リ ンノ 球 の寄与率 と の比率に応 じ て分配 し て、 活性化へル バ 一 T リ ン パ球の寄与率お よ び活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ー ザ ー T リ ン パ球の寄与率 を 算 出 す る
[0064] (e) 上記(b)で行 っ た重回帰分析で得 られた寄与率を、 サ ブ レ ッ サ 一 T リ ン パ球の寄与率 と 細胞傷害性 T リ ン パ球の寄与率 と の比率に応 じ て分配 して、 活性化 サ ブ レ ッ サ一 T リ ン パ球の寄与率お よ び活性化細胞 傷害性 T リ ン パ球の寄与率を算出す る
[0065] (f ) 上記(d)、 (e)で算出 さ れた各寄与率を 円面積に換 算 し、 活性化ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ ー Τ リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サー Τ リ ン パ球お よ び活性化細胞傷害性 Τ リ ン パ 球につ い て の相互関係に応 じ て、 それ ら の各面積の 円 を配列 して細胞性免疫動態図 を作成する
[0066] 上記(a ) ~ ( f )の プ ロ セ ス を行い、 得 られた細胞性免疫 動態図 に よ り 、 細胞性免疫動態を総括的に評価す る こ と を特徴 と す る免疫動態測定法。
[0067] 血液分析に よ り 免疫動態を測定 し、 評価す る 方法で あ っ て、
[0068] ( a) 採血血液について、 0 K I a 1陽性 リ ン パ球、 N K細胞、 ヘ ルパ ー T リ ン パ球、 サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ー サ ー T リ ン パ球、 細胞偌害性 T リ ン パ球、 サ ブ レ ツ サー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ —サー Zヘ ル パ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サ 一
[0069] Z細胞傷害性 τ リ ン パ球、 単球、 好塩基球、 好酸球、 好中球の数を測定す る
[0070] (b) 0 K I a 1陽性 リ ン パ球数か ら 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デユ ーザー Zヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ び活 性化サ ブ レ ッ サ ーノ細胞傷害性 T リ ン パ球の数を差 し 弓 I き 、 こ れ を 活性化 B リ ン パ球数 と し て算 出 す る
[0071] ( c ) 活性化 B リ ン パ球の数を従属変数 と し、 NK細胞、 ヘ ル メく一 T リ ン ノ 球、 サ ブ レ ッ シ ヨ ン ' イ ン デ ュ ー サー T リ ン パ球、 細胞傷害性 T リ ン パ球、 サ ブ レ ツ サ 一 T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン ♦ ィ ン デ ュ ー サー Ζ ヘ ル パ ー Τ リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サ ー
[0072] Ζ細胞傷害性 τ リ ン パ球、 単球、 好塩基球、 好酸球、 好中球の各数を独立変数 と し て それぞれ重回帰分析 を行な う
[0073] ( d ) 活性化 B リ ン パ球に対す る NK細胞、 ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 サ プ レ ツ シ ヨ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 T リ ン パ 球、 細胞傷害性 T リ ン パ球、 サ ブ レ ッ サ ー T リ ン パ 球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー Z ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サ ー Z細胞傷害性 τ リ ン パ球、 単球、 好塩基球、 好酸球、 好中球、 そ れぞれの寄与率を求め る
[0074] ( e ) 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一/ヘ ル パ 一 T リ ン パ球の寄与率を、 ヘ ル パ ー T リ ン パ球の寄 与率 と サ ブ レ ッ シ ヨ ン ' イ ン デ ュ ー サ ー T リ ン ノ 球 の寄与率 と の比率に応 じ て分配 し て、 活性化へル バ 一 T リ ン パ球の寄与率お よ び活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ー サ ー T リ ン パ球の寄与率 を 算 出 す る
[0075] ( f ) 上記(c )で行 っ た重回帰分析で得 られた寄与率を、 サ ブ レ ッ サ ー T リ ン パ球の寄与率 と 細胞傷害性 T リ ン パ球の寄与率 と の比率に応 じ て分配 し て、 活性化 サ ブ レ ッ サ ー T リ ン パ球の寄与率お よ び活性化細胞 傷害性 T リ ン パ球の寄与率を算出す る
[0076] (g ) 上記(d )、 ( e ) , ( f )で算出 された各寄与率の う ち 活性化細胞傷害性 T リ ン パ球以外の も の につ き 、 そ の各寄与率を 円面積に換算 し、 それ ら の相互関係に 応 じ て、 上記各面積の円 を配列 して、 細胞性免疫動 態図を作成す る
[0077] 上記(a:)〜(g)の プ ロ セ ス を行い、 得 られた細胞性免疫 動態図に よ り 、 細胞性免疫動態を総括的に評価す る こ と を特徵 と す る 免疫動態測定法。
[0078] 以下の説明に おいて は、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ一 "ヘルパ ー T リ ン ノ 球(Act .si/hT) 、 活性化 サ ブ レ ッ サ一 /細胞傷害性 T リ ンパ球(Act .s/c T) 、 へ ル パ ー Τ リ ン ノ 球 ( Th) 、 サ ブ レ ッ シ ヨ ン . イ ン デ ュ ー サー T リ ン パ球 ( T s i ) 、 細胞傷害性 T リ ン パ球( T c:)、 OKI a 1陽性 リ ン パ球(OK I a 1 + ) 、 活性化ヘ ルパ ー T リ ン パ 球 ( Act . Th) 、 活性ィ匕サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサー τ リ ンパ球(Ac t . Ts i ) 、 活性化サ ブ レ ッ サー T リ ン ノ 球 (Act.Ts)、 活性化細胞傷害性 T リ ン パ球 (Act.Tc)に つ いて、 いずれ も 力 ッ コ 内 に記 し た略号が使用 さ れ る 場合 力 あ る 。
[0079] 上記の各末梢血 リ ン パ球の測定に あ た っ て は、 採血 し た検体を血液凝固阻止薬 と してへパ リ ン 、 EDTA、 ACD液 を用 いて常法に よ り 調整 し、 フ ロ ーサ イ ト メ ト リ 一 に供 する 。
[0080] 各末梢血 リ ン パ球の測定は、 各サ ブセ ッ 卜 に対応す る モ ノ ク ロ ー ナ ル抗体を用 い て行 う こ と が望ま し く 、 使用 さ れ得る モ ノ ク ロ ー ナル抗体 と し て はべ ク ト ン - デ ィ ッ キ ン ソ ン 社の L e u シ リ ー ズ、 オ ル ソ 社の 0 K シ リ ー ズ、 ク 一ル タ ー社の Τ シ リ ー ズ等が例示さ れる 。 同 じ CD番号に 属す る モ ノ ク ロ ー ナ ル抗体であれば特に限定 さ れ る こ と は な い。 測定に際 し て は、 単染色ま た は二重染色の フ ロ 一サ イ 卜 メ ー タ 一 に よ る 蛍光抗体法に よ る こ と が望ま し い o
[0081] ま た、 単球の測定は、 通常、 採血 し た検体を全自 動血 球測定装置に供 し、 検体中の全単球数を測定す る 。 な お、 単球数が少な く 、 測定が不能であ る 場合に は、 通常の塗 沫標本 と し て顕微鏡下に.測定す る 。 こ の際、 白血球数 と し て 300以上好ま し く は 500以上を カ ウ ン ト し、 そ の中の 単球数を算出す る 。
[0082] 以上の如 く し て得 られた各末梢血 リ ン パ球な ら びに単 球の数を 測定 し た後に、 次の(A) ~ ( E )の何れか一つ も し く は そ れ以上、 好 ま し く は すべ て の重回 帰分析 を 行 な ラ 。
[0083] ( A ) 単球を従属変数 と し、 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサ一ノヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ びヘ ル パ ー T リ ン パ球を独立変数 と し て重回帰分析を行な う 。
[0084] CB ) NK細胞を従属変数 と し、 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · ィ ン デ ュ ー サーノヘ ル ノ ー T リ ン パ球お よ びサ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ーザー T リ ン パ球を独立変数 と し て重 回帰分析を行な う 。
[0085] ( C ) O K I a l陽性 リ ン パ球を従属変数 と し、 N K細胞お よ び 単球を独立変数 と し て重回帰分析を行な う 。 (D) 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一ノヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ び活性化サ ブ レ ッ サー Z細胞傷害性 T リ ン パ球の数の和を従属変数 と し、 NK細胞お よ び単球 の数を独立変数 と し て重回帰分析を行な う 。
[0086] (E) 0 K I a 1陽性 リ ン パ球数か ら活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 Zヘ ルパ ー T リ ン パ球お よ び活性化サ プ レ ッ サ一 /細胞傷害性 T リ ン パ球の数を差 し引 き 、 こ れを活性化 B リ ン パ球数 と し て算出 し、 その活性化 B リ ン パ球の数を従属変数 と し、 NK細胞お よ び単球の 数を独立変数 と して重.回帰分析を行な う 。
[0087] なお、 上記(A)と (B)と (C)の組み合わせ を便宜上「免疫 学的三点セ ッ ト 」と レ、い(A)と (B)と (D)の組み合わせ を T 細胞性免疫学的三点セ ッ ト 、 (A)と (B)と (E)の組み合わ せ を B細胞性免疫学的三点セ ッ ト と い う 。
[0088] 前記(A)~ (E)に おける 相関関係は、 各々 特有の関係を 示 し てお り 、 (A)に おいては 自 己腫瘍抗原等の認識機序 を 、 (B)に おいては NK細胞の機能を、 (C)に おいて は活性 化 リ ン パ球 と 単球、 NK細胞 と の協調機能を表わ し てお り 、 (D)は活性化 T リ ン パ球 と 単球、 NK細胞 と の協調機能を 表わ し、 (E)は活性化 B リ ン パ球 と 単球、 NK細胞 と の協 調機能を表わ してい る 。 (A)~ (E)の少な く と も一つの相 関関係を求め る だけでも あ る程度の評価を行 う こ と がで き る 。
[0089] さ ら に、 こ れ ら (A)~ (E)に お ける 相関関係はそれぞれ 採血検体の特性に特異的であ る か ら、 こ れ ら は、 検体に ついて異常の有無を判別す る た めの指標、 治療計画の指 標等 と な る 。
[0090] 相関関係を求め る に際 し て、 各末梢血 リ ンパ球の寄与 率を 、 例えば円面積等で表わす細胞性免疫動態図 を作成 す る こ と が望ま し い。 な お、 単球は癌袓織内や組織間隙 に浸潤 し マ ク ロ フ ァ ー ジ に移行 し、 活性化 M ji と し て機能分化す る ので活性化 Μ ί5 を測定す る こ と がで き れば、 単球の数の替 り に、 そ の活性化 M ji の数を置 き 換え て行 う こ と がで き る 。 従 っ て .、 本発明の実施例 と し て掲げた細胞性免疫動態.図に おいて は、 単球の寄与率を も っ て便宜上活性化 の寄与率 と し て表わ して あ る 。
[0091] 本発明に よ り 、 免疫動態の把握が容易に な る だけでな く 、 例え ば未知症例の各末梢血 リ ンパ球の測定結果を、 既知の症例に おけ る それ ら の デー タ と 照合す る こ と に よ り 、 ま た、 同一患者の経時的デー タ と 比較する こ と に よ り 、 将来 こ の症例が再発す る か、 非再発で経過す る かを 予想 し、 癌等の免疫に 関連す る 疾患の診断を容易 に行い 得る と と も に、 癌等の治療計画の指針を得る こ と が で き る 。
[0092] ま た、 本発明 に おいて は、 前記 し た と お り 、 特定の末 梢血 リ ン パ球お よ び単球を測定 し、 前記( Α)〜(Ε )の重回 帰分析を行な っ た後に 、 標準偏回帰係数を求め、 従属変 数であ る 各要因 と 、 独立変数であ る 各要因 と の相関関係 を求め る こ と に よ り 、 例え ば各種癌に おけ る 免疫動態の パ タ ー ン を速やかに把握す る こ と がで き る 。 即ち、 例え ば正常人の免疫動態を予め把握 し、 当該パ タ ー ン を グラ フ 化 し てお く 等 し ておいて当該正常人のパ タ ー ン と 患者 のパ タ ー ン と を比較す る こ と に よ っ て、 癌の診断等を 行 う こ と 力 sで き る 。
[0093] 相関関係を求め る際の方法 と し て は、 例え ば前述の よ う に して得 られた前記(A:)〜(E)の各重相関係数を三次元 座標に プ ロ ッ ト し て グ ラ フ を作成す る 、 あ る い は レ ー ダ 一チ ヤ一 ト 図に作成する 、 積層棒 グ ラ フ に作成す る な ど の方法があ り 、 ま た、 前記(A ) ~ ( E )のそれぞれに おけ る 各独立変数に対す る 標準.偏回帰係数を二次元又は三次元 座標に プ ロ ッ ト し、 グラ フ を作成 し、 各プ ロ ッ ト に よ り 三角形を形成さ せ る等々 の方法があ げ られ、 さ ら に、 こ れ ら平面的、 立体的な表示のほかに、 時間の因子、 有意 差寄与率を表示す る な どの四次元的表示に よ る ダラ フ に 作成する こ と も で き る 。
[0094] こ れ ら の評価に あた っ ては、 ( 1 )各症状群の場合 と 正 常人の場合 と の対比、 あ る い は(2 )同一患者に おけ る 経 時的変化に おける 対比な ど種 々 の手法を用 い る こ と がで き る 。
[0095] さ ら に、 本発明に おいて は、 前記 8 お よ び前記 9 に記 載 した と お り 、 細胞性免疫動態図 を作成 し て、 免疫動態 を総括的に評価する こ と がで き る 。
[0096] 前記 8 に おけ る 細胞性免疫動態図は T細胞性免疫動態 図であ り 、 前記 9 に おけ る 免疫動態図は B 細胞性免疫動 態図であ る 。 第 1 図、 第 2 図、 第 7 図を例に と り 、 以下 に 、 T細胞性免疫動態図に おけ る 単球→Ac t . Thお よ び NK細胞— Ac t . Ts iに対する連係図の表示と その意義を説 明す る 。
[0097] =^ > : 単球 と ヘルパー系(Th, Act .si/hT)の重回帰 分析で、 有意な関係が成立 し な い。 免疫学的に は抗原認 識機序の機能障害、 低下あ る い は無機能を示す。
[0098] > : 同様な重回帰分析で、 両者 と では じ めて 5 %以下の危険率 ( f 検定) で有意な関係が成立す る も の で、 A c t . s i / h Tの偏回帰係数は必ず正でな ければな らな い。 こ れは、 先駆細胞であ る Thと 、 そ の活性型の含ま れ る Ac t . s i /hTと は、 と も に正の方向で機能促進に関わ ら ねばな ら な いか ら で、 こ と に活性化 タ イ プが機能 を発動 す る こ と を考えれば、 Ac t . s iノ hTは正でな ければな ら な い。 免疫学的に は若干の抗原認識機序の機能亢進状態を 示す。
[0099] > : 重回帰分析で単球は Ac t . s i /hTと のみで単 独で有意に ( P く 0.05)関係が成立 し、 そ の偏回帰係数は 必ず正であ る 。 免疫学的に は中等度の機能亢進状態 を示 す。
[0100] > : 重回帰分析で Ac t . s i /hTと のみで単独で有 意に ( P <0.01)関係が成立 し、 同様に そ の偏回帰係数は 正であ る 。 免疫学的に は極度の機能亢進状態を示す。
[0101] : 重回帰分析で Th, Act .si/hTの両者 と で、 は じ めて有意( P く 0.05)に 関係が成立す る も ので、 Act. si /hTの偏回帰係数は負であ る 。 免疫学的に は単球—マ ク 口 フ ァ ー ジ系、 こ と に マ ク ロ フ ァ ー ジのへル ノ 一系に対 する 抑制性作用、 つま り 、 抗原認識機序の抑制作用 を示 す。
[0102] : 重回帰分析で、 単球は Ac t . s i /hTと単独で 有意に ( P く 0.05) 関係が成立す る が、 そ の偏回帰係数 が負であ る 。 免疫学的に は、 抑制性マ ク ロ フ ァ ー ジの機 能が亢進 し て い る こ と を示す。 つま り 、 中等度の抗原認 識機序抑制亢進状態を示す。
[0103] : 重回帰分析で Act. si/hTと 単独で有意に ( p < 0.01) 関係が成立 し、 .そ の偏回帰係数は負であ る 。 極 度の抗原認識機序抑制亢進状態を示す。
[0104] ---¾"--> : NK細胞 と サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサー 系(Tsi, Act. si/hT) の重回帰分析で有意に 関係が成立 し ない も ので、 免疫学的に は NK細胞の Ac t . Ts iへの抑制機 能障害ま た は低下、 あ る い は無機能を示す。
[0105] な お、 こ れ ら の関係は NK細胞の抑制機能を測る も ので あ り 、 Ac t . s i /hTの偏回帰係数が負の場合は、 有意に関 係式が成立する し な い にかかわ ら ず、 すべて こ の表示 と し た。
[0106] · - —-— > : NK細胞 と Tsi, Act. si/hTと の重回帰分析で、 NK細胞は Tsi , Act. si /hTの両者でのみ有意に ( p < 0-05) 関係が成立 し、 Ac t . s i /hTの偏回帰係数は正であ る場合 を こ の表示 と した。 免疫学的に は抑制機能亢進状態を示 す。
[0107] :二^ > : NK細胞と Ts i, Act . s i/hTの重回帰分析で、 細胞は Act. si /hTと 単独で有意に ( p く 0.05) 関係が成 立 し、 Ac t . s i /hTの偏回帰係数は正であ る 。 免疫学的に は抑制機能の中等度亢進状態を示す。
[0108] :二:: : NK細胞と Ts i , Ac t . s i /hTの重回帰分析で、 NK細胞は Act .si/hTと 単独で有意に ( p く 0.01) 関係が成 立 し、 Ac t . s i /hTの偏回帰係数は正であ る 。 免疫学的に は極度の抑制機能亢進状態を示す。
[0109] 次に、 前記 9 に よ る B 細胞性免疫動態図に 関 し、 活性 化 B リ ン パ球の算出について説明す る 。
[0110] OK I a l陽性 リ ンパ球は.、 二重染色に よ る フ ロ ーサ イ ト メ ト リ ー に て測定される が、 こ の時、 自 動的に顆粒球系、 つ ま り 好中球、 好酸球お よ び好塩基球 と 、 単球お よ び リ ンパ球系は分類せ られる 。 こ の時、 リ ンパ球系に ゲー ト を あわせて、 そ の中の OK I a lモ ノ ク ロ ー ナ ル抗体で染色 さ れて い る 比率を 自 動的に フ ロ ーサ イ ト メ 一タ ー で測定 する 。 それ故に、 OK I a l陽性を示す細胞はそのほ と ん ど 力 S リ ンパ球か ら な る 。
[0111] 0 K I a 1陽性細胞は基礎的に T リ ン パ球、 B リ ン パ球あ る い は NK細胞の一部、 単球な どに標出 さ れ る が、 単球は 測定時ゲー ト がはずれて い る ので、 全 く 含 ま れて い な い。 問題は NK細胞の一部が含まれる こ と に な る が、 こ れは統 計処理上そ の比率が小さ いの で除外 し て よ い と 考え られ る 。 力、 く し て、 OK I a l陽性細胞は、 そ の大半が T リ ン パ 球 と 、 B リ ン パ球 と 力 ら な る と 考 え ら れ る 。 そ こ で、 0 K I a 1抗原標出 し た リ ン パ球は活性化 リ ン パ球 と 考え ら れ、 同様の主要組織適合性 ク ラ ス ] I 抗原 と し て、 HLA- DR があ り 、 こ れ ら は ほぼ同種の も の を示 し て い る と 考え て よ レ、。 そ こ で活性化 T リ ン パ球 ( Act ivated T lymphoc- yte : Act .T) は、 Act . s i/hTおよび Act .s/c Tの両者を 加算 し た も の で あ ら わ せ る 。 活性化 リ ン パ球す な わ ち 0 K I a 1陽性 リ ンパ球数か ら こ の活性化 T リ ンパ球数を差 し引 いた も のが、 活性化 B リ ン パ球 (Activated B lymphocyte: Act.B) 数 と し てあ ら わす こ と 力 Sで き る 。 前述 の如 く 、 リ ン ノく 球は T リ ン パ球、 B リ ン ノ、'球の 2 種類 し かな いカゝ ら であ る 。
[0112] 厳密に は、 他の数種類の B リ ン パ球に対する モ ノ ク 口 ー ナ ル抗体を用 いて、 染色測定を行い、 活性化 B リ ン パ 球数を算定すべ き であ ろ う が、 コ ス ト 高 と な り 、 検査時 間お よ び採血量も増え る こ と と な る ので、 臨床実用上に は問題は な い こ と か ら、 費用 お よ び煩雑性を考慮 し て活 性化 B リ ン パ球数 と し て、 T細胞性免疫測定時に得 られ る OK I a l陽性 リ ンパ球数か ら活性化 T リ ンパ球数を差 し 引いて得 られる 値を便宜上の測定値と する 。 まれに値が マ イ ナ ス に な る場合があ る が、 こ の時に は一律に活性化 B リ ン パ球数は 0 と する 。 以上の操作に よ り B細胞性免 疫動態図 を作成す る こ と がで き る 。
[0113] B細胞性免疫は主に抗体産生細胞系の免疫を知る の に 有用で、 こ の他に ア レルギー に 関わ る 免疫、 あ る い は好 中球を主体に し た細菌感染に関わ る 免疫等 々 を知る の に 便利であ る 。 具体的な方法について説明す る と 、 T細胞性免疫 と し て上述 し たの と 同様の手法に よ り 、 活性化 B リ ン パ球数 を従属変数 と し て、 単球、 Th、 Tsi、 Act.si/hT, Tc、 Ts、 Ac t . s/c T、 NK細胞、 好中球、 好酸球およ び好塩基球数 を独立変数 と し て重回帰分析を行い、 各独立変数の寄与 率を求め る 。 T細胞性免疫に おける と 同様に、 Ac t . Bに 対す る 免疫学的相互関係に基づいて各寄与率を 円面積 と し て表わ し、 配列す る 。 こ の時、 Act.Th、 Act. Tsお よ び Act .Tsiは直接に測定せず、 先駆細胞であ る Th、 Tsi、 Tc、 Tsの比率に応 じ て Act .si./hTお よ び Act .s/c Tの寄与率を 分配 して算出する。 つま り 、 式 Ac t . Th( % ) = Ac t . s i /hT X {Th + (Th + Tsi)}、 Act .Tsi(%) =Act .si/hTX {Tsi ÷ (Th + Tsi)}、 Act . Ts(%) = Act .s/c T X { T s ÷ ( T c + T s ) } に よ り そ の寄与率を算出す る 。
[0114] また、 単球— Act . Thへの関係、 NK細胞— Ac t . Ts iへの 関係について は T細胞免疫動態図作成の時に行 っ た重回 帰分析 を そ の ま ま 採用 す る 。 こ の他 に 、 A c t . B と ヘル パ ー 系 の 関係 は A c t . B を 従属変数 と し て 、 T hお よ び Ac t . s i /hTを独立変数 と した重回帰分析で評価 し、 以下 好中球を従属変数と して、 Thおよ び Ac t . s i /hTを独立変 数と し た重回帰分析、 好酸球を従属変数 と し て お よ び Ac t . s i /hTを独立変数と した重回帰分析、 好塩基球を従 属変数と して Thおよ び Ac t . s i /hTを独立変数と した重回 帰分析を それぞれ行 う 。
[0115] こ れ ら の各重回帰分析に よ り 、 B 細胞性免疫動態図 を 作成す る と き の、 それぞれの相互関係に お け る 連係の繋 が り の有無の度合を、 数字で具体的に表現す る こ と が可 能であ る 。 こ の時用 い られる 数字(% )は、 単球— Ac t . Thおよ び NK細胞— Ac t . Ts iの場合と 同様に、 各重回帰分 析において、 Ac t . s i /hTの寄与率を も つ て表現される 。 さ ら に、 こ の場合の連係図に おい て は、 : 重回 帰分析で有意でな く 、 免疫学的に は機能亢進を認め な い、 > : 重回帰分析では Thおよび Ac t . s i /hTの両者に おいて 5 %以下の危険率 ( f 検定) で有意であ り 、 な お かつ A c t . s i / h Tの偏回帰係数が正でなければな らず、 も し、 両者で有意であ っ て も、 Ac t . s i /hTの偏回帰係数力 S 負であ る な ら ば =^ => と して表現す る 。 こ れは先駆細 胞であ る Thと そ の活性型が含まれ る A c t . s i /hTは、 と も に 正の方向 で免疫促進 に 関わ ら ね ば な ら な い か ら で あ る 。 免疫学的に は若干の機能亢進を示す こ と に な る 。
[0116] > : 重回帰分折で Act. si /hT単独で有意( p < 0.05) であ り 、 免疫学的に機能亢進を示す。 ― ~~ > : 重回帰 分析で Act.si/hT単独で有意 ( P く 0.01)であ り 、 免疫学 的に は極度の機能亢進を示す。
[0117] 添付の図面 に おいて は、 以上の 4 通 り のパ タ ー ン で図 示されて レゝ る 。
[0118] 第 7 図 を例に と り 、 細胞性免疫動態図 と 、 免疫学的三 点セ ッ ト 図について説明する 。
[0119] 第 7 図の左側は T細胞性免疫動態図であ り 、 図中の記 号は下記の意味を表わす。 - : 分化成熟過程 抗 原 認 識 機 序 成 立
[0120] ( Pく 0.05, f 検定) 、 => : 促進作用、 : 抑 制作用 、 -:- - : N K細胞の抑制機能な し、 =!> : 細 胞傷害性機能、 · : 0. 1 % 寄与率、 ( % ) : 単球あ る レ、 は NK細胞に対す る 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一/ヘ ル パ ー T細胞の寄与率、 r : 重相関係数。
[0121] 第 7 図の右側は免疫学的三点セ ッ ト 図であ り 、 図中の 記号は下記の意味を表わす。
[0122] △ : 単球に対す る ヘ ル パ ー 、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · イ ン デ ュ ーサ一/ ヘ ルパ.一 T細胞の関係、 NK細胞に 対す る サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサー、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ー サ ーノヘ ル パ ー T細胞の 関係、 秦 : OK I a l陽性 リ ン パ球に対する 単球、 NK細胞の関係、 〇 : 活性化 T リ ン パ球に 対す る 単球、 N K細胞の 関係、 ® : 活性化 B リ ン パ球に対す る 単球、 NK細胞の関係。
[0123] 以下に実施例を あ げ本発明 を さ ら に具体的に説明す る 。
[0124] 〔実施例〕
[0125] 実施例 1
[0126] 〔転移性腎癌患者の 自 己腫瘍抗原認識機序に基づ く 細胞 性免疫動態の測定〕
[0127] (検体)
[0128] 1983年 6 月 か ら 1 988年 1 2月 の間で、 癌研泌尿器科で入 院治療を行っ た 24例を対象 と し た。 他医で初回治療がな さ れた も の 3 例が含まれてお り 、 初回治療時の進行病期 お よ び組織診断は詳細な情報が得 られな い も の も あ っ た 進行病期お よ び組織診断.は、 日 本泌尿器科 · 病理 · 医学 放射線学会編 「腎癌取扱い規約」 に依 っ た。 全例転移が あ り 、 肺 · 骨が大半であ っ た。
[0129] 治療 と し て 全例 ヒ ト リ ン パ 芽球 ィ ン タ ー フ ヱ ロ ン ( HLB I : 商品名 ス ミ フ ロ ン 、 住友製薬株式会社製) が 投与された。 H L B I の投与法は原則 と して、 3 0 0万単位よ り 連 日 筋注投与 し、 600万、 900万、 1200万単位 と 一週毎 に増量 し、 最大耐用量を週 2 回投与で維持 し た。 症例に よ っ て は、 連 日 あ る い は週 3 回〜 5 回の維持投与を行つ た も の も あ る 。 転移巣に対 して放射線療法や外科的切除 術を併用 し た も の も あ る 。 ま た、 経 口 抗癌剤 と して U F T (テ ガ フ ー ル ♦ ゥ ラ シル配合剤、 大鵬薬品工業株式会社 製) ま た は ド キ シ フ ル リ ジ ン ( 5 ' - D F ϋ R : 商品名 フ ル ツ ロ ン 、 日 本 ロ ッ シ ュ 株式会社製) を併用 し た。 さ ら に、 強化化学療法 と し て ビ ン ブ ラ ス チ ン と ァ ド リ ア マ イ シ ン と の併用療法を追加 し た も のが 3 例あ る 。 局所進展 Τ 4病 期で手術不可能に 加え て肺、 肝転移 を有す る 1 例 と 、 10 年後に原発巣摘除術後に局所再発お よ び肺転移を生 じ た 1 例に それぞれ原発巣お よ び原発巣局所再発に対 し て動 脈塞栓術を行 っ た。 HLBI治療に加え て、 他の BRMsと し て OK-432 (商品名 ピ シ バニ 一 ル、 中外製薬株式会社製) を 併用 し た も のや、 さ ら に、 こ れ ら の併用 に加え て遺伝子 組換え ィ ン タ ー フ ェ ロ ン ァ (ァ - IFN: 第一製薬株式会社 製) 、 あ る い は、 結核菌細胞壁骨格成分であ る ム ラ ミ ル ジペ プチ ドの誘導体、 即ち N2 - ( N - ァ セ チ ル ム ラ ミ ル - ァ ラ ニ ル ー D - イ ソ グル タ ミ ル) - Ν6 - ス テ ア 口 ィ ル ー L 一 リ ジ ン (MDP - LyS(L18) : 第—製薬株式会社 供与)を併用 した も の も あ る 。 OK-432に つ い て は、 0.5KE CKlinische Einheit) か ら始めて連 日 皮下注投与で、 3 日 毎に 1 、 2 、 3 KEと 増量 し、 3 KE週 2 回で維持 した。 MDP-Lys(L18)は 200 週 1 回の皮下注で維持 し た。
[0130] HLB I治療を 開始 し てか ら、 経時的に末梢血 リ ン パ球サ ブセ ッ ト を測定 し、 原則 と し て治療追加ま た は変更時に は必ず測定を 行 っ た。 ま た、 強力 な化学療法がな さ れて 骨髄抑制が強い場合に は、 十分に骨髄機能が回復 し た時 点で測定を行 っ た。 治療効果は厚生省 · 固形がん化学療 法直接効果判定基準に拠 っ た。 不変以上を病状安定 , 好 転群 と し て判定 と 同時に行 っ た。 各末梢血 リ ン パ球測定 結果を分類 し、 新病変出現ま た は 25%以上増大 し た時に 測定 し た結果を悪化群 と し て分類 し た。 一度増悪 と 判定 し た場合は、 次回判定時ま でさ ら に新病変が出現す る か 25%以上増大す る ま では、 そ の間に測定 した各末梢血 リ ン パ球の結果は病状安定 · 好転群に分類 し た。 原則 と し て測定は 1 力 月 毎に行い、 病状が安定 し て い る 場合に は、 2 ~ 3 力 月 毎に測定 した。 尚、 正常対照群 と し て、 こ れ ま で癌な どの悪性新生物の既往の な い 40人 ( 31〜 78歳 : 55.4± 13.0歳 (平均 土標準偏差) : 女性 17例、 男性 23例) の健常者を ポ ラ ン テ ィ ァ と し て測定 し た。
[0131] 〔各末梢血 リ ン パ球お よ び単球の測定〕
[0132] 原則 と し て肘静脈よ り へパ リ ン加採血で リ ンパ球を採 取 し た。 採血後は、 規定の溶血剤で赤血球を除去 し た後、 フ ル ォ レ シ ン - ィ ソ チ オ シ ァ ネ ー ト ま た は フ ィ コ エ リ ス リ ン標識モ ノ ク ロ ー ナ ル抗体で リ ン パ 球を染色 し た後、 単染色の フ ロ ーサ イ ト メ ー タ 一 ( スぺ ク ト ラ ム ΙΠ 、 オル ソ 社製) お よ び二重染色の フ ロ ーサ イ ト メ 一タ ー ( FACS ア ナ ラ イ ザー . コ ン ソ ー ト 30、 べ ク ト ン - デ ィ ツ キ ン ソ ン社製) で測定 し た。
[0133] 単染色の フ ロ ーサ イ ト メ一タ ーで 0ΚΤ 3、 0ΚΤ 4、 0ΚΤ 8およ び OKIal (以上のモ ノ ク ロ ー ナ ル抗体は オ ル ソ 社製) 陽性 リ ン パ球を測定 し た。 二重染色の フ ロ ーサ イ ト メ 一 タ ー で Leu3a+ · Leu8a" 〔ヘ ル パ ー T リ ン ノ 球 ( Th) 〕 、 Leu3a+ · Leu8a+ 〔サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサ一 T リ ン パ球 (Tsi) 〕 、 Leu2a+ · Leul5" 〔細胞傷害性 T リ ン パ 球(Tc)〕 、 Leu2a+ - Leu l 5 + 〔サ ブ レ ッ サー T リ ンノ 球 (Ts)D 、 Leu7~ - Leul 1 c+ 〔NK細胞〕 、 Leu3a+ · HLA-D + 〔活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デュ ーサ一 Zヘルパー T リ ン ノ 球 ( Act .si/hT) 〕 お よ び Leu2a+ · HLA-DR+ 〔活性 化サ ブ レ ッ サ ーノ細胞傷害性 T リ ン パ球 (Acし s/c T) 〕 陽性細胞を測定 した。 Leuおよ び HLA-DRのモ ノ ク ロ ーナ ル抗体はべ ク ト ン - デ ィ ッ キ ン ソ ン社製を使用 し た。
[0134] 末梢血 リ ン パ球お よ び単球の数は、 全 自 動血球測定装 置 ( ク ール タ ー · エ レ ク ト ロ 二 ク ス社製) に て測定 し た な お、 末梢血 リ ン パ球お よ び単球の数が少な く 、 測定が 不能であ る 場合に は、 通常の塗沫標本染色を行 っ た う え 鏡検に て算定 し た。 末梢血 リ ン パ球数を、 フ ロ ーサ イ ト メ ー タ 一 に て得 られた各% に乗 じ て、 各サ ブセ ッ 卜 の実 数(Zmm3) を算定 し た。 正常対照群では 40例に おいて 40 回測定 し 、 病状悪化群では 20例に おいて延べ 50回測定 し た。 病状不変 , 好転群では、 24例で延べ 93回測定 し た。 第 1 表に各群の各末梢血 リ ン パ球お よ び単球の測定結果 ¾r記載す る 。
[0135] 1
[0136]
[0137] 平均 ±標準偏差 〔各末梢血 リ ン パ球お よ び単球の重回帰分析〕
[0138] 各末梢血 リ ン パ球お よ び単球の相互関係 を知る 目 的で、 重回帰分析を行 っ た。
[0139] Ac t . s/c Tを従属変数と し、 単球およ び各末梢血 リ ン パ球の数を従属変数 と し て、 重回帰式が成立す る か否か を各群 (正常対照群、 病状悪化群、 病状安定 · 好転群) に ついて重回帰分析を行い、 偏回帰係数の有意差検定は t 検定で、 重相関係数の有意差検定は ί 検定で行 っ た。 ま た、 各サ ブセ ッ ト 間の単相関係数での有意差検定は t 検定で行 っ た。
[0140] CAct.s/c Tを従属変数 と し、 各末梢血 リ ン パ球お よ び単 球を独立変数 と し た重回帰分析〕
[0141] a. 正常対照群
[0142] 単相関係数行列で、 Act.s/c Tは Act.si/hTに重相関係 数 r = 0.807 ( P < 0.01 ) と 強い相関を認めた。 ま た、 N K細胞 は い ずれ と も 相 関 を 認 め ず、 単球 は T h と r = 0.246、 Ac t . s i/hTと r = 0.344 ( Pく 0.05) の関係であ つ た。
[0143] Act.s/c Tは r = 0.92893 ( P < 0.01) 、 定数 0.27972、 偏回帰係数で Leul 1+ ( p く 0.05) 、 Tc ( P く 0.05) 、 Ts ( P < 0.05) 、 Act.si/hT ( p < 0.01) の各サ ブセ ッ 卜 に 有意で重回帰式が成立 し た。 寄与率では Th 0.83%、 Tsi 0.09%、 Tc 3 -73%、 Ts 7 · 71 %、 Act .si/hT 65-05 %、 単球 1.79 %および NK細胞し 55 %で、 総寄与率 86.29 %で あ っ た。 以上の結果を第 2 表に記載す る 。
[0144] M6 O 16df、hd> -
[0145] (¾¾n) io'o>d" so'o>d
[0146] Ί^) 6Z-98 ZLSLZ'O
[0147] 6Π mwQ- , wo 00に 0 960 Ό .80Ό- 9V2O i6Z"0 6οε·ο 080 Ό zero
[0148] Η)2·() .. 0 96S'0 SOO'O— . "ε·ο 8Ι2Ό ., 09 0 " Gi o 60Γ0 . ιεε'ο 丄
[0149] S0'S9 ** 6ce o , WO ,, 0 ,, ocro 802 Ό ,, 8iro 291*0 ·· 2i.ro , 8l ♦ 6εε·ο , 0 'o 丄 4/! L , 瞧 ·0 00Γ0 ♦, 965 ·0 • ε'ο 961 '0 LZZ'O 199Ό " .6ro
[0150] S60'0 οιε'ο osro *·2 ' 0 260*0 LW0 0 . 0 LZL'O
[0151] 60 '0 66/.00 "0 LSO'G- - soo'o - 802 Ό 961 '0 260.0 9S1.0 62Γ0 ,* 608 Ό 6ZSO !
[0152] 9 ' 0 , "ε'ο ,* 81 0 -o • m'o ZLO'O *» S6S'0 ♦♦ 289 '0 ε8 0
[0153] 62·0 8Ι2Ό 291 '0 LZZ'O ίΙΟ'Ο 99Γ0 ZLO'O 28Γ0 ΖΖΌ 0C2'0
[0154] 00*0 誦 0·0 - 60C0 ♦, 09 0 ,· 2i.ro i6S'0 ZIS'O zn'o ,* 'Q 28Γ0 ♦ E89"0 ♦, 0 ,, 529 Ό I B
[0155] 19-0 εζο'ο— 0 ' 0 ** ε/ro , 8Ι *♦ 199-0 C8'0 62Γ0 S6S'0 122 Ό Lzro ♦» 208*0 8
[0156] . ιζ9εο'ο— 80 '0 60Γ0 .6εε·ο 892.0 , I9C0 608.0 289*0 WO o *, Lz o " SC8O
[0157] 0Γ0 zero * ιεε'ο i6ro ·♦ IZL'Q 62S.0 ε8Γ0 0 ' 0 9·0 ,. Ζ08Ό ε
[0158] (%) 丄 3/s XM/!S
[0159] お 首 ί •1。V •■ V つ丄 ! si リ丄 ¾HB| N 1 0 8丄 O Ρ丄 MO ε丄 O
[0160] (丄 o/s - V=¾^ ¾) (回
[0161] b. 病状悪化群
[0162] 単相関係数行列から、 Ac t . s/c Tは Act . s i /hTに r = 0.633 ( P <0.01 ) と 相関を認め、 NK細胞は Ts i と r = 0.818( P < 0.01) 、 Act.si/hTと r = 0.507C P < 0.01) 、 単球 r = 0.285 ( P ぐ 0.05) の関係であ っ た。 単球は Th と r = 0.363、 C P < 0.01) 、 Act.si/h Tと r = 0.109の 関係であ っ た。
[0163] Act.s/c Tは r = 0.80687 ( P く 0.01) 、 定数 6.45252、 偏回帰係数では OKT 8( Ρ < 0.05)、 Act.si/hTC p < 0.01) に おいて有意で重回帰式が成立 し た。 寄与率では Th 1.0 3%、 Tsi 0.29% Tc 4·17%、 Ts 13.25% Act.si/hT 40.01 %、 単球 3.82%および NK細胞 0.14%で、 総寄与率 65.11% であ っ た。 以上の結果を第 3 表に記載す る 。
[0164] (50回) 第 3 表 (従属変数 = Acし s/c T)
[0165]
[0166] 道相関係数 =0.80687 ( Ρぐ 0.01) * P<0.05 **P<0.01 (t検定)
[0167] c. 病状安定 · 好転群
[0168] 単相関係数行列から、 Ac t . s/c Tは Ac t . s i/hTに r = 0.628 ( P く 0.01 ) と 相関を認め、 NK細胞は Ts i と r = 0.114、 Tsと r = 0.483 ( P <0.01 ) 、 Act . si/hTと r = 0.4 ( P く 0.01) お よ び単球 と r = 0.096の関係であ っ た , 単球は Thと r = 0.283 ( P く 0.01 ) 、 Ac t . s i/hTと r = 0.209の相関であ っ た。
[0169] Act.s/c Tは r = 0.75889 ( P < 0.01) 、 定数 3.15737、 偏回帰係数では OKT 4 ( < 0.05) 、 NK細胞 ( p く 0.05) および Ac t . s i /hT ( p ぐ 0.01 ) において有意で重回帰式 が成立 した。 寄与率では Th 0.31 %、 Ts i 0.73 %、 Tc 3.9%、 Ts 1.2%、 Act . s i/hT 39.45%、 単球 0.43%お よ び NK細胞 10. 15 %で、 総寄与率 57.6%であ っ た。 以上 の結果を第 4 表に記載す る 。
[0170] (93回) 第 4 (従属変数 = Act. s/c T) 独立変数 O T3 OKT4 OKT8 OKIal N細胞 Th Tsi Tc Ts Act. Act. 単 球 偏回爝係数 寄与率 si/hT s/c T (%)
[0171] 0 T3 0.923** 0.828** 0.637** 0.149 0.856** 0.581** 0.83 ** 0.428** 0.174 0.102 0.284** 0.02189 0.15
[0172] 0KT4 0.923** 0.618** 0.458** 0.007 0.843** 0.703** 0.642** 0.377** 0.133 - 0.038 0.258** - -0.09823* 1.13
[0173] 0 T8 0.828** 0.618** 0.727** 0.395** 0.626** 0.285** 0.87 ** 0.486** 0.24 * 0.288** 0.185 - -0.03283 0.15
[0174] OKIal 0.637** 0.453** 0.727** 0.449** 0.544** 0.218* 0.688** 0.473** 0.142 0.291** 0.239* 0.00116 0 K細胞 0.149 0.007 0.395** 0.449** 0.011 -0.114 Q.235* 0.483** 0.4 ** 0.54 ** 0.096 0.0878 * 10.15
[0175] Th 0.856** 0.843** 0.626** 0.544** 0.011 0.404** 0.63 ** 0.255** 0.2 * 0.05 0.283** 0.04006 0.31
[0176] Tsi 0.581** 0.703** 0.285** 0.218* -0.114 0.404** 0.411** 0.252* -0.014 - 0.079 0.104 一 -0.03707 0.73
[0177] Tc 0.83 ** 0.642** 0.87 ** 0.688** 0.235* 0.63 ** 0.411** 0.347** 0.129 0.221* 0.272** 0.06675 3.9
[0178] Ts 0.428** 0.377** 0.486** 0.473** 0.483** 0.255** 0.252* 0.347** -、 0.435** 0.185 0.16116 1.2
[0179] Act.si/hT 0.174 0.133 0.24* 0.142 0.4 ** 0.2 * -0.014 0.129 0.446** 0.628** 0.029 0.87656** 39.45
[0180] Act . s/c T 0.102 - -0.038 0.288** 0.291** 0.543** 0.05 -0.079 0.221* 0.435** 0.628** 一 0.013
[0181] -'ヽ
[0182] 単 球 0.284** 0.258** 0.185 0.239* 0.096 0.283** 0.104 0-272** 0.185 0.029 - 0.013 ゝ、 - -0.01412 0.43. 定 数 3.15737 57.60C合計) 重相関係数 = 0.75889 ( Pぐ 0.01) * P<0.05 **Pぐ 0.01 (t换定)
[0183] 〔単球を従属変数 と し、 Ac t . s i /hTおよ び Thを独立変数 と し た重回帰分析〕
[0184] a. 正常対照群
[0185] 単球は Act .si/hTと r = 0.34396 C P < 0.05) で単独で 関係式が成立 した。 こ れは、 単球か ら M 5 お よ び Ac t . Th に至る 自 己腫瘍抗原認識機序が成立す る こ と を意味 し た , ま た、 正常では r = 0.34396程度の相関であ る こ と は、 今後の各群 と の比較に おけ る ひ と つの判断基準であ る 。
[0186] b . 病状悪化群
[0187] 単球【i Th、 Act .si/hTの両者 と r = 0.36376C P < 0.05) の重相関を認めた。 し力 し、 Ac t . s i /hTの寄与率は 0.06 % と 正常群に比べて極端に低下 し てお り 、 主に Act. Thの 前駆細胞であ る Thと 関係 し て い る も ので、 抗原認識機序 は極度に低下 し て い る こ と を示 し た。
[0188] c 病状安定 · 好転群
[0189] 病状悪化群 と 同様に、 単球は r - 0.2486 ( P く 0.05) の重相関を認めたが、 Ac t . s i /hTの寄与率は 0.08% と 低 い も のであ り 、 抗原認識機序 は極度に低下 し て いた。 以 上の結果を第 5 表に記載する 。
[0190]
[0191] (SQ-Qxi) 9ί¾3"0= (0-0>< 91£99'0= (90 "0^) 96^ *0=¾MS
[0192]
[0193] 拏 ς 達
[0194] (8ε) MlO/06df/13d 9£Z.£0/X6 OM 〔NK細胞を従属変数 と し、 Act.si/hTお よ び Tsiを独立変 数 と し た重回帰分析〕
[0195] a. 芷常対照群
[0196] NK細胞は Act.si/hT、 Tsiと 関係式が成立せず、 NK細胞 は活性化増強 し て い な い こ と を意味 し た。
[0197] b. 病状悪化群
[0198] NK細胞は Act.si/hTと r - 0.50688 ( P く 0.01) で単独 に関係式が成立 した。 こ れは、 Ac t . Ts i と の強い関係を 意味 し、 HLB I治療に よ る 活性化増強が示唆 さ れた。
[0199] c. 病状安定 · 好転群 .
[0200] 病状悪化群 と 同様に、 NK細胞は r - 0.39953 ( P < 0.01) の関係式が単独で成立 し、 活性化増強が示唆 さ れた。 以 上の結果を第 6 表に記載す る 。
[0201] Κ)Ί H i¾^¾='s'u
[0202]
[0203] 挲 9
[0204] (0 frU0/06df/I3d 9£.eO/l6 OM 〔0KIal陽性 リ ン パ球を従属変数 と し、 単球お よ び NK細胞 を独立変数 と し た重回帰分析〕
[0205] 単球 と NK細胞 と の協調関係に おい て主要組織適合抗原 ( la抗原ま た は HLA-DR抗原) の発現に よ り 、 リ ン パ球お よ び単球は活性化 さ れ る と 考え られる ので、 OK I a l陽性 リ ンパ球を従属変数 と し て、 la抗原発現に 関わ る 単球 と NK細胞の貢献度を検討す る 意味で重回帰分析を行っ た。
[0206] a. 正常対照群
[0207] r = 0.32308 有意では な く 、 重回帰式は成立 し なかつ た。 こ れは、 正常人に おいて は r - 0.32308、 単球の寄 与率 9.54%、 NK細胞の寄与率 0.89% で、 恒常性を保 っ て お り 、 免疫学的に は I a抗原発現に単球お よ び NK細胞は活 性化ま た は抑制化に も 働いて レ、 な い こ と を意味 した。 そ して、 こ れ ら の重相関係数お よ び寄与率が、 単球お よ び NK細胞の活性化あ る い は抑制さ れて い る かの 目 安 と し て の基準値であ る 。
[0208] b. 病状悪化群
[0209] " - I FN治療の影響に よ る と 考え られ る が、 l a抗原発 現は正常に比べて有意に単球に依存 し て お り 、 NK細胞の 寄与率も 高 く な つ て いた。
[0210] c 病状安定 · 好転群
[0211] 病状悪化群 と 同様に寄与率、 重相関係数は さ ら に高 く な っ てお り 、 単球 と NK細胞への依存度が よ り 高 く な っ て い た。 こ れ ら の こ と は、 ff - I FN治療等に よ る 影響が考 え られ る が、 正常 よ り は単球お よ び NK細胞の機能が活性 化 さ れて い る こ と を示 し た。 以上の結果を第 7 表に記載 す る 。
[0212] ( " lo'ox n~m ='s'u
[0213] 筌 L
[0214] MlO/06df/JOd 9εん εο/ΐ6 O 以上の結果よ り 、 正常対照群では担癌状態でな いため に、 活性化 も 抑制 も 受けてお ら ず、 I a抗原発現に関わ る 単球お よ び N K細胞の働 き が認め ら れ な い のが確認 さ れ た。
[0215] しか し、 病状悪化群お よ び安定 · 好転群に おいて は、 tr - I FN治療の影響が大いに考え られる が、 正常対照群 に比べて有意に単球や NK細胞の機能が、 I a抗原発現に よ る リ ンパ球の活性化に 向 けて亢進 し て い る こ と が証明 さ れた。 そ し て、 病状悪化群に おいて も 単球お よ び NK細胞 の機能が正常に比べて亢進 して い る が、 第 7 表に示 し た 重相関係数や寄与率では病状好転さ せ る こ と は不可能で あ る こ と も 、 具体的数字で示さ れた。 少な く と も病状安 定 * 好転さ せ る に は、 第 7 表の病状安定 · 好転群での重 回帰分析結果で認め られる よ う に、 単球の寄与率 20. 19 %、 NK細胞の寄与率 3-87% と 、 正常対照群に比べて単球 で 2 倍強、 NK細胞で 4 倍強の活性化が必要であ る こ と が 理解さ れる 。
[0216] 従 っ て、 本発明の免疫動態の測定法に よ り 、 前記(A ) ~ ( C )何れかの重回帰分析を行な い、 従属変数であ る 各 要因 と 、 独立変数であ る 各要因 と の相関関係を求め る こ と に よ り 、 現在治療中 の患者の測定結果が正常対照群、 病状悪化群、 病状安定 · 好転群の いずれの群に類別化 さ れる も のか予測可能であ り 、 治療の適 · 不適を判別す る こ と が で き る 。
[0217] さ ら に詳細に治療法を決定す る ため に は、 細胞性免疫 動態図 を作成す る 。
[0218] 〔細胞性免疫動態図〕
[0219] 細胞性免疫動態図 を作成す る に あ た っ て は、 Act.s/c Tを 従属変数 と し た時の重回帰分析で得 ら れた各サ ブセ ッ ト お よ び単球の寄与率を、 直接円面積 と し て、 今 日一 般的に基礎的臨床的に確立 さ れて い る 各サ ブセ ッ ト の相 互関係お よ び分化成熟過程に基づいて配列 し た。 但 し、 NK細胞につい て は今 日 ま でいずれのサ ブセ ッ 卜 に最 も 強 く 関係す る も のか、 ま た、 そ の主な作用 に ついて は具体 的に 明 ら かに さ れて い な いので、 今回得 られた分析結果 の単相関係数行列の う えか ら、 最も 強 く 相関を示す リ ン パ球系 と 相互関係を結ぶ こ と と し た。 以上の理由 に よ り 、 具体的に は、 Ac t . s i /hTの寄与率を その前駆細胞であ る Tsiと Thと の比率に よ り 分配 し、 Act.Tsiお よ び Act.Thの 寄与率を算定 した。 同様に、 Ac t . s/c Tにおいて も総寄 芋率を Ts、 Tcの比率に よ り 分配 し、 Act .Tsお よ び Act .Tc の寄与率を算定 し た。 ま た、 M について は、 単球の寄 与率を も っ て そ の ま ま の寄与率 と し た。
[0220] Act .Th、 Act .Tc、 Act . Tsおよび Act . Tsiの寄与率は、 以下の如 く 算出 した。 正常対照群の Ac t . Thは、 {Th ÷ (Th+ Tsi)} X Act.si/hT であ り 、 第 2表か ら の各 々 の寄 与率を代入する と 、 {0.83 ÷ (0.83 + 0.09)} x65.05 = 58.69(%)と なる。 同様に Act . Tcは {Tc ÷ (Tc + Ts)} X Act . s/c T であ り 、 数値を代入する と {3.73÷ (3.73 + 7.71)} X 82.29 = 28.13(% )と な る 。 こ の よ う に し て Act. T s i、 A c t . T sの寄与率も算出 し て、 寄与率を 円面積 と し て表わ し、 各末梢血 リ ン パ球の相互関係を配列 し て細胞 性免疫動態 と して表わ した も のが第 1 図であ る 。
[0221] 細胞性免疫動態図 を見れば、 各群間に おけ る 免疫動態 は一 目 瞭然であ る 。 各群に おける 各免疫担当細胞の働 き が良 く 理解さ れ、 治療効果の評価を含め て治療上有用 で あ る こ と が示さ れた。 こ の よ う に、 末梢血 リ ン パ球測定 結果か ら、 具体的で理解の容易 な図式で、 自 己腫瘍抗原 認識機序に始ま る 一連の細胞性免疫動態を明 ら かに す る こ と が可能 と な っ た。
[0222] 実施例 2
[0223] 〔易再凳性表在性膀胱癌患者の 自 己腫瘍抗原認識機序に 基づ く 細胞性免疫動態の測定〕
[0224] (検体)
[0225] 1 977年 2 月 か ら 1 985年 1 2月 の間で、 癌研泌尿器科で入 院治療を行っ た 59例を対象 と し た。 59例中 27例は、 前回 経尿道的腫瘍切除術(TUR ) 治療後 3 年未満で再発を認め た も ので、 各末梢血 リ ン パ球は再発確認時に測定 し た。 残 り の 3 2例は、 再発症例 9 例が含 ま れて い る が、 初回 T U R治療ま た は再発治療後 3 年以上経過す る も 、 再発を 認めてい な い症例であ る 。 各末梢血 リ ンパ球は最終経過 観察時に測定 し た。 前者を再発群、 後者を非再発群 と し て測定結果を分析 した。 尚、 正常対照群 と しての測定値 は実施例 1 での数値を採用 した。
[0226] 〔各末捎血 リ ン パ球お よ び単球の測定〕 実施例 1 と 同様の操作を行な っ て、 第 8 表に記載の数 を得た 。
[0227] 第 8 表
[0228]
[0229] 平均土標準偏差 〔各末梢血 リ ン パ球お よ び単球の重回帰分析〕
[0230] 実施例 1 と 同様に、 Ac t . s /c Tを従属変数と し、 単球 お よ び各末梢血 リ ンパ球を従属変数 と し て、 重回帰式が 成立す る か否かを各群(正常対照群、 再発群、 非再発群) について重回帰分析を行い、 偏回帰係数の有意差検定は t 検定で、 重相関係数の有意差検定は f 検定で行 っ た。 ま た、 各末梢血 リ ン パ球間の単相関係数での有意差検定 は t 検定で行っ た。
[0231] ま た、 実施例 1 と 同様に、 自 己腫瘍抗原認識機序 を検 討する 目 的で、 単球を従属変数と し、 Ac t . s i /hTおよ び Thを独立変数 と した重回帰分析を、 NK細胞の機能を検討 す る 目 的で、 NK細胞を従属変数 と し、 T s i お よ び Ac t . s i /hTを独立変数 と し た重回帰分析を、 さ ら に癌組織内 あ る い は周囲での単球 と NK細胞 と の協調機能を検討す る 目 的で、 OK I a l陽性 リ ンパ球を従属変数 と して、 単球お よ び NK細胞を独立変数 と した重回帰分析 も 行な っ た。 CAct.s/c Tを従属変数 と し、 各末梢血 リ ン パ球お よ び単 球を独立変数 と し た重回帰分析〕
[0232] a. 正常対照群
[0233] 単相関係数行列で、 Ac t . s/c Tは Ac t . s i /hTに r =
[0234] 0.807( P く 0.01) と 強い相関を認め た。 ま た、 NK細胞は いずれ と も相関を認めず、 単球は Thと r = 0.246、 Ac t . si/hTと r = 0.344 ( P く 0.05) の関係であ っ た。
[0235] Act.s/c Tは r = 0.92893 C P < 0.01) 、 定数 0.27972、 偏回帰係数で NK細胞 ( p く 0.05) 、 Tc ( p < 0.05) 、 Ts ( P <0.05) 、 Ac t . s i/hT ( p く 0.01) のそれぞれに有 意で重回帰式が成立 した。 寄与率では Th 0.83 %、 Ts i 0.09% s Tc 3-73%、 Ts 7·71%、 Act.si/hT 65 - 05%、 単球 1.79%および NK細胞 1.55%で、 総寄与率 86.29%で あ っ た。 以上の結果を第 9 表に記載する。
[0236] ΟΜ6卜 ε 1ε 9一d 6
[0237] ( 1^) ' 98 2.612
[0238] 61.· I 8CilO"0- ooi-o S60'0 80'0— 9 ' 0 Ζ.6ΖΌ 60ε'0 080 Ό 2Cl"0
[0239] W ·, i08"0 ,, 96SO 01C0 SOO'O- - ίΙζ'Ο 8120 09 0 ,, ε ' 0 60 Γ0 ICC
[0240] S0'S9 ·, 6CCCi'0 S2f'0 Οεΐ'0 802 "0 ·· 81 0 29に 0 0 , 8« 0 6CC0 08C0 ヽ、
[0241] Ι Ζ. , 11690 Ό ooro 96S'0 S ' 0 ZL£'0 961 Ό Ii20 LZZ'Q i6S " 1990 892 Ό " .6 0 , iCO'O S60'o οιε ο oero , 2 ε'ο Ζ60"ϋ W0 iI00 ,· ZIS'O " Z.C80 . 19 0 , LZL'Q
[0242] 60 '0 66L00"0 180*0- SOO'0- 802 -Q 961 '0 260 -0 .9^'0 9SIO 2 ' 0 62Γ0 608 Ό 62S-0
[0243] LO C8'0 8議 ·0 9 ·0 , LIC'O ,, 81 0 Ι.2-0 ,, S'O .9t 2/.0"0 " 6H>'0 C6SO ·.2890 C8i'0 SS'l , 9S6C0-0 LGZ'Q Z'Q 29Γ0 LZZ'Q LIO'O 92Γ0 ZLQ-Q Ζ8Γ0 l ' 0 .82"0 0CZ"0
[0244] OO'O 9Z000"0 60£'0 ,, 09 0 ,, 2 0 i.6S'0 21SO 2·0 ..6fr0 28に 0 S89'0 -. W0 ,, SZ9O 1
[0245] 19Ό ZmO'Q- Ot'Z'O *, ε ·0 , 'O ,, Ι99'0 .. 8'0 62Γ0 ·· Σ6£Ό ΖΖΌ ·, 89'0 ,* LZV0 " 208 "0
[0246] £L'y . 129£0'0- 80 "0 60ΓΟ , 6ξ£'0 892 Ό . I9CO ,, 608 "0 ,· 289 Ό L8ZO ,, 'O ,, 丄 2 0 SC8O
[0247] ΟΓΟ 6^900 "ο zero , ιεε'ο , oss'o ,. LBVO .. LZLO ezs'o „ esro οεζ-ο ,, s29'o ·· zos'o ,. ses'o
[0248] (%) 丄 3/s 丄 i|/!s
[0249] 職 ¾ί回^ お 南 '13V - V 丄 :)丄 ! s丄 4丄 ¾|l¾ lNi jei O 8丄 10 レ丄 MO S丄 O
[0250] (丄 ¾ 6
[0251] b. 再発群
[0252] 単相関係数行列から、 Ac t . s/c Tは Ac t . s i/hTに r = 0.886 ( P <0.01 ) と 相関を認め、 NK細胞は Ts i と r = 0.465 ( p く 0.05) 、 Tsと r = 0.502 ( P く 0.01 ) 、 Act. si/hTと r = 0.586 C P < 0.01) 、 Act.s/c でと r = 0.590 ( P < 0.01) お よ び単球 r = 0.016の関係であ っ た。 単球 は Thと r = 0.039、 Act . s i/hTと r - 0.213の関係であつ た。
[0253] Act.s/c Tは r = 0.94152C P < 0,01) 、 定数 - 2.74151、 偏回帰係数では Act .si/hT( p < 0.01) に おいてのみ有意 で、 重回帰式が成立 した。 寄芋率では Th 2.38 %、 Ts i 0 %、 Tc 0.17%、 Ts 0.22%、 Act .si/hT 78.56 %、 単 球 2.16 %および NK細胞 0.14%で、 総寄与率 88.63%であ つ た。 以上の結果を第 10表に記載する 。
[0254]
[0255] c . 非再発群
[0256] 単相関係数行列から、 Act . s/c Tは Act . s i/hTに r = 0.754 ( P く 0.01 ) と相関を認め、 NK細胞は Ts i と r = 0.046、 Tsと r = 0.152、 Act.si/hTと r = 0.195およ び単 球と r = — 0.071の関係であ っ た。 単球は Thと r = 0.485 ( < 0.01), Act.si/hTと r = 0.069の関係であ っ た。
[0257] Act.s/c Tは r - 0.87106 ( p く 0.01) 、 定数 0.84916、 偏回帰係数では Ac t . s i /hT ( pく 0.01) においてのみ有 意で重回帰式が成立 した。 寄与率.では Th 1.5 %、 Ts i 6.22%、 Tc 3-87%、 Ts 6·67%、 Act.si/hT 56-81%、 単球 0.18%および NK細胞 0.02%で、 総寄与率 75.87%で あ っ た。 以上の結果を第 11表に記載する 。
[0258] /6 OM 9£卜 s1i6 idfd
[0259] ∞ (¾ ΐ io'o>d- go'o>d (IO'0>d)9018'0 = H5JB¾'
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[0272] (丄 つ Λ '13V I I ¾ (回
[0273] 〔単球を従属変数 と し、 Act.si/hTお よ び Thを独立変数 と し た重回帰分析〕
[0274] a. 正常対照群
[0275] 単球は Act.si/hTと r = 0.34396 ( P < 0.05) で単独に
[0276] 5 関係式が成立 した。 こ れは単球か ら M お よ び Ac t . Thに 至る 自 己腫瘍抗原認識機序が成立する こ と を示唆.し た。 ま た正常では r = 0.34396程度の相関であ る こ と は今後 の各群 と の比較に おける ひ と つの判断基準 と な ろ う 。
[0277] b. 再発群
[0278] 10 単球は Act.si/hTの両者 と r = 0 - 32754と 重回帰式は成 立 しなかっ た。 特に Ac t . s i /hTの寄与率は 4.55 % と正常 対照群の 11 .83 % に比べて低下 してお り 、 単球と ヘルパ 一系 T リ ンパ球の関係は極度に障害さ れてい る こ と を示 し、 有意でな い と こ ろ か ら完全に障害されてい る も の と
[0279] 15 考え られた。
[0280] c . 非再発群
[0281] 非再発群では r = 0.53491 ( P く 0.01) の重回帰式が有
[0282] 第 1 2 表
[0283]
[0284] S¾¾繊 =0.34396 (fxO.01) =0.21754 (n.s.) =0.53491 (P<0.01) n.s. =1 ^なし * p<0.05 **P<0.01 . ( t ) 〔NK細胞を従属変数 と し、 Act.si/hTお よ び Tsiを独立変 数 と し た重回帰分析〕
[0285] a. 正常対照群
[0286] NK細胞は重回帰式が成立せず、 機能的に活性化 して い な い こ と を示唆 した。
[0287] . 再発群
[0288] 再発群では r = 0.58626 C P < 0.01) と Act.si/hTと 単 独で関係式が成立 し、 NK細胞は機能的に活性化 し て い る こ と を示 し た。
[0289] c . 非再発群
[0290] 非再発群では重回帰式が成立せず、 NK細胞の機能 と し て はほぼ正常対照群に近い も のであ っ た。
[0291] 以上の結果を第 13表に記載す る 。
[0292] 第 13 表
[0293]
[0294] STO徽 =0.2090(n.s.) =0.58626 (fxO.01) =0.19737 (n.s.) n.s.=¾ ^なし * ί θ.05 *Vc0.01 (tf疑) COKIal陽性 リ ン パ球を従属変数 と し、 単球お よ び NK細胞 を独立変数 と し た重回帰分析〕
[0295] a. 正常対照群
[0296] 正常対照群では r == 0.32308 と 有意ではな く 、 重回帰 式は成立 し なか っ た。 正常人で OK I a l抗原を発現 し て、 リ ン パ球ま た は単球が活性化さ れる必要がな いの で寄与 率では単球 9.54% お よ び NK細胞 0.89%が免疫学的に亢進 も抑制も 受けて い な い正常状態 と 考え られた。
[0297] b. 再発群
[0298] 再発群では、 r = 0.09982と 重回帰式は成立せず、 単 球お よ び NK細胞の寄与率は極端に低下 して いた。 こ れは 両者の機能低下を示唆す る も の で、 こ と に単球の偏回帰 係数がマ イ ナ ス であ る こ と は、 抑制性 優位であ る こ と を示唆 した。
[0299] c 非再発群
[0300] 非再発群では、 r = 0.57028( P く 0.01) と 有意に重回 帰式は成立 し、 単球およ び NK細胞の寄与率は上昇 し てお り 、 機能が活性化さ れて い る こ と を示唆 し た。 こ と に両 者の偏回帰係数が プ ラ ス であ る こ と は、 免疫学的に協調 関係が正常に機能 し て い る こ と を示 し、 活性化 Μ ίί 優位 であ る こ と を 示唆 し た 。 以上 の結果 を第 14表に記載す る 。 第 14 表
[0301]
[0302]
[0303] n.s. =有盲差なし * fx0.05 "fxO.01 (t検定) 以上の結果 よ り 、 正常対照群では単球か ら M ! お よ び Ac t . Thに至る抗原認識機序に よ る免疫促進 と 、 Act . Ts i か ら A c t . T sに至る 免疫抑制系はほぼ平衡が保たれて、 Ac t.Tcの機能を維持 してお り 、 さ ら に NK細胞は活性化増 強されてお らず A c t . T s iに抑制的に働いていない こ と が 確認さ れた。
[0304] 再発群では単球か ら Act .Thに至る抗原認識機序は完全 に障害されてお り 、 NK細胞は Ac t . Ts iに有意に働いて抑 制 してい る こ と がわかる 。
[0305] 非再発群では正常対照群に比べて抑制系 リ ン パ球が優 位であ り 、 単球か ら Act. Thに至る 抗原認識機序は未だ傷 害さ れてお り 、 ヘルパー T リ ン パ球 と 単球 と は強い関係 が認め られる が活性化ヘ ル パ ー T リ ン パ球 と 単球 と の間 に は逆相関が認め られた。 NK細胞の Ac t . Ts iに対する有 意な抑制的機能は認め られな い こ と が理解さ れる 。
[0306] 従っ て、 実施例 1 と 同様に、 現在治療中の患者の測定 結果が正常対照群、 再発群、 非再発群の いずれの群に類 別化さ れる も のか予測可能であ り 、 治療の適 · 不適を判 別する こ と がで き る 。
[0307] さ ら に詳細に治療法を決定す る に は、 下記の方法に よ り 細胞性免疫動態図を作成す る こ と が望ま し い。
[0308] 〔細胞性免疫動態図〕
[0309] 細胞性免疫動態図を作成す る に あ た っ て は、 実施例 1 と 同様の方法で、 重回帰分析の結果得 られた寄与率を、 各サ ブセ ッ ト の相互関係に基づいて配列 し た。 第 2 図に こ の細胞性免疫動態図 を示す。
[0310] 細胞性免疫動態図 よ り 、 再発群に おい て はヘルパー系 と 抑制系 T リ ン パ球 は一見 う ま く 釣 り 合 い を 保 っ て 、 Ac t.Tcの機能を維持 さ せて い る よ う に見 られ る が、 単球 カゝ ら Act .Thに至る 過程は完全に 障害さ れて レ、 る こ と が示 さ れた。
[0311] ま た、 非再発群に おいて は抑制系 T リ ン パ球が優位で あ り 、 単球か ら Ac t . Thに至る過程は抑制性 M φ 優位で、 抑制機能亢進 して い る こ と が確認 さ れた。
[0312] 実施例 3
[0313] (1) 実施例 1 に よ り 得 られた各末梢血 リ ン パ球お よ び単 球の数値を用 いて、 前記(A)~ (E)の重回帰分析、 つま り 、 「免疫学的三点セ ッ ト 」 であ る 〔単球を従属変数 と し、 Ac t . s i /hTおよ び Thを独立変数と した重回帰分 析〕、 〔NK細胞を従属変数 と し、 Act.si/hTお よ び Tsiを 独立変数 と し た重回帰分析〕 お よ び COKIal陽性 リ ンパ 球を従属変数 と し、 単球お よ び NK細胞を独立変数 と し た重回帰分析〕 を それぞれ行な っ て、 各群に おけ る 標 準偏回帰係数お よ び重相関係数を 求めた。 そ の結果を 第 15表お よ び第 6 図(B )に示す。
[0314] (2) 次に、 実施例 2 に よ り 得 られた各末梢血 リ ン パ球お よ び単球の数値を用 いて、 上記( 1 ) と 同様に し て前記 (A)~ (C)の重回帰分析等を行 っ た。 そ の結果を第 16表 に示す。
[0315] な お、 第 3 図に おいて は、 第 15表に示 し た数値〔 )〜 (C)〕が、 正常対照群、 病状悪化群お よ び病状安定 · 好転 群に それぞれ分けて プ ロ ッ 卜 して表わ さ れて い る 。 図中 に おいて重相関係数は数値を記入す る こ と に よ り 示さ れ て い る 。 第 6 図(A )は第 3 図の重相関係数を高さ (Z 軸) で示す こ と に よ り 、 第 3 図 を三次元的立体図 と し て表 し た も のであ る 。 第 4 図は、 第 16表に示 し た数値を第 3 図 と 同様に して表 した グラ フ であ る 。
[0316] 第 15表に示 した数値、 すなわ ち、 OK I al陽性細胞を従 属変数 と して、 単球お よ び NK細胞を独立変数と し た重回 帰分析(C)に よ り 得 られる各独立変数の標準偏回帰係数 を X、 Y軸に、 その時の重相関係数を Z軸に それぞれ プ ロ ッ ト して得 られる 座標点を一点 と し て表わ した と 同様 に、 Ac t . Tを従属変数と して、 単球およ び NK細胞を独立 変数 と した重回帰分析(D:)、 Act. Bを従属変数 と して単球 お よ び NK細胞を独立変数 と した重回帰分析(E)に よ り 得 られる Act. T、 Act .Βの各座標点を一点 と し て立体図に表 わ した も のが第 6 図(Β )お よ び第 7 図右側に示さ れて い る 。 こ の よ う に して、 C よ り 得 られる座標点は D お よ び Ε よ り 得 られる 座標点に分解さ れる 。 第 15 表
[0317]
[0318] * 標準偏回帰係数 1 6 表
[0319]
[0320] *標準偏回帰係数 実施例 4
[0321] 下記臨床例の治療 1 〜 3 に ついて 「免疫学的三点セ ッ ト 」 の標準偏回帰係数、 偏回帰係数、 寄与率、 重相関係 数を求めて、 免疫動態を測定 し た。
[0322] 〔臨床例〕
[0323] 59才、 男性、 膀胱癌
[0324] 1987年 6 月 4 日 、 多発性膀胱癌の診断に て、 経尿道的 膀胱腫瘍切除術 (TUR-Bt) 及び生検を行 っ た。 進行病期 pTlb, 悪性度 2 の移行上皮癌を認め、 生検を行 っ た 10力 所全て に多発性の上皮内癌を認めた。
[0325] (治療 1 )
[0326] 術後再発予防 と し て 、 を 900万単位、 TUR-Bt後 一週 目 よ り 、 毎週 1 回、 計 4 回膀胱内注入 し、 以後 1 ケ 月 毎に 1 回注入 し た。 し か し、 術後 4 ヶ月 後に尿細胞診 陽性 と な り 、 11月 6 日 経尿道的膀胱生検を行 っ た。 再度、 多発性の上皮内癌を認め た。
[0327] 1988年 1 月 29日 、 亜選択的抗癌剤動脈内注入療法を行 う 目 的で、 左股動脈穿刺に て動注用 カ テ ー テ ルを設置 し た 。 シ ス ブ ラ チ ン 、 ビ ン ク リ ス チ ン (商品名 オ ン コ ビ ン ) 、 メ ソ ト レ キ セ 一 ト 、 ぺ プ ロ マ イ シ ン 、 ア ド リ ア マ イ シ ン の 5 者併用化学療法(C0MPA) を 3 コ ー ス行い、 完 全緩解を得た。
[0328] (療法 2 )
[0329] 動注療法後、 再発予防 目 的で、 1988年 3 月 15日 よ り 、 ァ - IFNを 900万単位 と ム ラ ミ ル ジぺ プチ ド(MDP: 結核菌 細胞壁主成分の合成されたも の) を併用に膀胱内 注入 した。 注入間隔は ァ - I FN単独注入療法の場合と 同 様であ っ た。 しか し、 1988年 10月 頃よ り 再度尿細胞診陽 性を認め、 上皮内癌再発を認めた。
[0330] (治療 3 )
[0331] 1988年 12月 5 曰 よ り 、 治療目 的にて、 MDPの 皮下 注射に よ る全身的感作(priming) と 、 ァ - IFN ( 900万単 位) + な - IFN ( HLBI, 600万単位) + MDP ( 200 ig) の膀 胱内注入(el ici ting) に よ る併用治療を行っ た。 同時に、 経口 でシ ク ロ ホ ス ア ミ ド .(商品名エ ン ド キ サ ン ) IOOTBSZ 日 、 2 回分(朝、 夕) 2 週間投薬、 2 週休薬で投与 した。 primingと el ici tingは、 1 週に 1 回で計 4 回、 2 週に 1 回で計 8 回、 1 ヶ月 に 1 回で計 9 回行 う こ と と し た。 1989年 8 月末現在、 尿細胞診陰性化であ り 、 膀胱鏡検査、 超音波検査 * CTス キ ャ ン等の検査でも癌を認めず経過良 好であ る 。
[0332] 〔免疫動態の測定〕
[0333] 実施例 3 と 同様に して、 正常群およ び上記治療 1 〜 3 の各段階における 「免疫学的三点セ ッ ト」 の数値を それ ぞれ求めた。
[0334] その結果は、 正常対照群については、 特定のサ ブセ ッ ト および単球数を第 1 7表、 (A ) の重回帰分析結果を第 18 表、 (B)の重回帰分析結果を第 19表、 (C)の重回帰分析結 杲を第 20表に示 した。 以下、 治療 1 〜 3 に つ い て も 、 正 常対照群と 同順に示 し、 治療 1 は第 21 ~ 24表、 治療 2 は 第 25~28表、 治療 3 は第 29~ 32表に示 し た
[0335] 10
[0336] 15
[0337] 20
[0338] 25 1 7
[0339]
[0340] 平均 ±標準偏差 第 18 単 球 (4 0回)
[0341]
[0342] 重相関係数 = 0.361784 (n.s.)
[0343] n.s. =有意差なし (〖検定) 第 1 9 表 従属変数 =N K細胞 ( 4 0回)
[0344]
[0345] 重相関係数 =0.323077 . s.)
[0346] n.s. =有意差なし ( f 検定) 2 1
[0347]
[0348] 平均土標準偏差
[0349] 2 2
[0350] 従属変数-単 球 Π回)
[0351]
[0352] 重相関係数 = 0.226519(n.s.)
[0353] n.s.=有意差なし ( f 検定) 第 2 3 表 従属変数 =NK細胞 ( 7回)
[0354]
[0355] 重相関係数 = 0.679087 (n.s.)
[0356] n.s. =有意差なし (〖検定) 2 5
[0357]
[0358] 平均 ±標準偏差 第 2 6 表
[0359] 従属変数 =単 球 (5回)
[0360]
[0361] 重相関係数 = 0.37768(n.s.)
[0362] n.s.=有意差なし ( f 検定) 2
[0363] 従属変数 ==N K細胞 ( 5回)
[0364]
[0365] 重相関係数 = 0.957419(n.s.)
[0366] = P<0.05 ( t検定) n.s. =有意差なし ( f 検定) 第 28 表
[0367] 従属変数 = 0Klal (5回)
[0368]
[0369] 重相閬係数 = 0.662119(n.s.)
[0370] n.s. =有意差なし ( f 検定) 29 I
[0371]
[0372] 平均 ±標準偏差 第 30 従属変数 =単 球 (8回)
[0373]
[0374] 重相関係数 -0.285681 .S. )
[0375] rus.-有意差なし ( f 検定) 第 3 1 表 従属変数 =N K細胞 ( 8回)
[0376]
[0377] 重相関係数 = 0.536508(n.s.)
[0378] n.s. =有意差なし ( f 検定) さ ら に、 第 5 図に正常対照群と と も に治療 1 〜 3 の当 該三点セ ッ 卜 の相関機能の推移を表わすグラ フ を示す。
[0379] 以上の結果か ら、 治療当初の 「免疫学的三点セ ッ 卜」 のばらつ きが、 免疫療法の経過の中で、 正常コ ン ト ロ ー ルのパ タ ー ン に近づ く こ と で、 治癒 してい く こ と が確認 された。
[0380] 実施例 5
[0381] 健常男性 ( 49歳) 例で、 2〜 3 日 毎に計 13回測定 した その結果およ び細胞性免疫動態図を、 第 33~ 42表およ び 第 8 図に示す。
[0382] 第 8 図の左上に は T細胞性免疫動態図が示されている 。 図中の記号の表わす意味は下記の と お り であ る 。
[0383] なお、 左上図の下に記載されている (% )は、 単球また は NK細胞に対する活性化サブ レ ツ シ ョ ン ♦ ィ ン デュ ーサ 一 Zヘ ル パ ー T細胞の寄与率を示す。
[0384] ~~ >: 分化成熟過程、 ニ : 抗原認識機序の無機能、 ニ ニ>: NK細胞の抑制機能な し、 > : 促進機能、
[0385] : 抑制、 =^>及び :=τί>: 細 胞 傷 害 性 機 能 、
[0386] • : 0.1%≥寄与率。
[0387] 第 8 図の左下に は Β細胞性免疫動態図が示されている 図中の記号の表わす意味は下記の と お り であ る。
[0388] =^ : 促進機能な し、 : 抑制、 Baso: 好塩基 球、 Eosi : 好酸球、 Seg : 好中球。
[0389] 第 8 図の右側には免疫学的三点セ ッ ト 図が示されてい る。 図中の記号の表わす意味は下記の と お り であ る 。 Δ : 単球に対す る ヘ ル パ ー 、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン * イ ン デ ュ ーサ ー // ヘ ル パ ー Τ細胞の関係、 ΝΚ細胞に 対す る サ ブ レ ッ シ ヨ ン · ィ ン デ ユ ー ザ ー 、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ー サ ー ヘ ル パ ー Τ細胞の関係、 · : 0Κ ΐ 3 ΐ陽性(活性化) リ ン パ球に対す る 単球、 ΝΚ細胞 の関係、 〇 : 活性化 Τ リ ン パ球に対す る 単球、 ΝΚ細胞の 関係、 ◎ : 活性化 Β リ ンパ球に対す る単球、 ΝΚ細胞の関 係。 こ の例は、 個 々 人特有の細胞性免疫動態図 を作成す る こ と が可能であ る かを証明す る ための も のであ る 。
[0390] こ れに よ り 、 個 々 人特有の免疫動態図 を 作成す る こ と が可能であ る こ と が確認 さ れた。
[0391] 実施例 6
[0392] 慢性関節 リ ウ マ チ患者 3 例に おいて、 測定を行い Τ細 胞性お よ び Β 細胞性の各免疫動態図お よ び免疫学的三点 セ ッ ト 図 を作成 し た。 そ の結果を、 第 43 ~ 52表お よ び第 9 図に示す。 こ の例に おけ る 59歳男性は、 治療中の患者 で発症後 4 力 月 を経過 し て い る が病状が安定 して い る も の であ り 、 77歳お よ び 83歳の各女性例は、 8 年来お よ び 1 0数年来の治療例で、 現在病状が安定 し てお り 無治療で 経過 し て レ、 る 症例であ る 。 各症例に おいて、 1 〜 2 週毎 に 1 回測定、 各 5 回ずつ測定 し た も の を総計 1 5回で、 重 回帰分析が行われた。
[0393] こ れに よ り 、 病状が安定 し て い る の は、 免疫状態 と し て正常 レベル ま で う ま く 制御 さ れて い る か ら であ る こ と が確認 さ れた。 後掲の第 33表 ~第 52表にっ き説明する 。
[0394] 第 33表 : 49歳男性 (健常人) の末梢血 リ ン パ球サ ブセ ッ ト およ び単球、 顆粒球 (好塩基球、 好酸球、 好中球) の 13回測定結果。
[0395] 第 34表 : 第 33表の測定結果を、 Act.s/cTを従属変数と した重回帰分析結果を示す。
[0396] 第 35表 : 単球と ヘルパ —系(Th,Act.si/hT)の重回帰分 析結果 o
[0397] 第 36表 : NK細胞 と サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ンデュ ーサ一系 (Tsi, Act.si/hT)の重回帰分析結果。
[0398] 第 37表 : 免疫学的三点セ ッ ト 図を作成する ための標準 偏回帰係数と 重相関係数。
[0399] 第 38表 : Act.Bを従属変数と した重回帰分析結果。 第 39表 : Act.Bと ヘルパ ー系の重回帰分析。
[0400] 第 40表 : 好塩基球 と ヘルパ ー系の重回帰分析。
[0401] 第 41表 : 好酸球と ヘルパ ー系の重回帰分析。
[0402] 第 42表 : 好中球と ヘルパ ー系の重回帰分析。
[0403] 第 43表 : 慢性関節 リ ゥ マチで治療中 ( 59歳例) 、 ま た は無治療 ( 77, 83歳例) で経過良好の 3 症例の末捎血 リ ン パ球サ ブセ ッ 卜 およ び単球、 顆粒球の測定結果。
[0404] 第 44表 : Act.s/cTを従属変数と した重回帰分析結果。 第 45表 : 単球と ヘルパ ー系の重回帰分析。
[0405] 第 46表 : NK細胞と サブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デュ ーサ一系 の重回帰分析。
[0406] 第 47表 : 免疫学的三点セ ッ ト 図を作成する ため の標準 偏回帰係数 と 重相関係数。
[0407] 第 48表 : Act.Bを従属変数 と し た重回帰分析結果 第 49表 Act.Bと ヘ ル パ ー系の重回帰分析。
[0408] 第 50表 好塩基球 と ヘ ル パ ー系の重回帰分析。 第 51表 好酸球 と ヘ ル パ ー系の重回帰分析。 第 52表 好中球 と ヘ ル パ ー系の重回帰分析。
[0409] 第 33 表
[0410] 単位' mm (13回)
[0411] 10
[0412] 15
[0413] 20
[0414]
[0415] 平均士標準偏差
[0416] 25 第 34 表
[0417] 10
[0418] 15
[0419]
[0420] * P ぐ 0.05, ** P < 0.01 ( t 検定)
[0421] 20
[0422] 25 第 35 表
[0423]
[0424] 10
[0425] U . S . =有意差な し ( f 検定) 第 36 表
[0426] 15
[0427] 20
[0428]
[0429] n.s. =有意差な し ( f 検定)
[0430] 25 第 37 表
[0431] 10
[0432] 15
[0433] 20
[0434]
[0435] 25 第 38 表
[0436]
[0437]
[0438] 25 第 39 表
[0439] 10
[0440] 15
[0441] 20
[0442]
[0443] n . s . = 有意差な し ( ί 検定)
[0444] 25 第 41 表
[0445] 10
[0446]
[0447] n.s. -有意差な し ( f 検定)
[0448] 15
[0449] 20
[0450] 25 第 42 表
[0451] 10
[0452]
[0453] n . s . =有意差な し ( f 検定)
[0454] 15
[0455] 20
[0456] 25 第 43 表
[0457] 単位 腿
[0458]
[0459] 平均士標準偏差 第 44 表
[0460]
[0461] P ぐ 0.05 ( t 検定)
[0462] 20
[0463] 25 第 45 表
[0464] 10
[0465] 15
[0466] 20
[0467]
[0468] n.s. =有意差な し ( f 検定)
[0469] 25 第 47 表
[0470] 5
[0471] 10
[0472] 15
[0473] 20
[0474]
[0475] * P く 0.05 ( f 検定)
[0476] 25 第 48 表
[0477]
[0478] n.s. 有意差な し ( f 検定)
[0479] 25 第 49 表
[0480] 10
[0481] 15
[0482] 20
[0483]
[0484] n.s. = 有意差な し ( f 検定)
[0485] 25 第 51 表
[0486] 10
[0487] n.s. =有意差な し ( f 検定)
[0488] 第 52 表
[0489] 15
[0490] 20
[0491] n.s. =有意差な し ( f 検定)
[0492] 25 〔図面の簡単な説明〕
[0493] 第 i 図 は実施例 1 に よ り 得 ら れた細胞性免疫動態図、 第 2 図 は実施例 2 に よ り 得 ら れた細胞性免疫動態図、 第 3 図 は実施例 1 に 基づ く 実施例 3 に よ り 得 ら れ た 「免疫学的三点セ ッ ト 」 の相関関係を表わす グラ フ 、 第 4 図 は実施例 2 に 基づ く 実施例 3 に よ り 得 ら れた 「免疫学的三点セ ッ ト 」 の相関関係を表わす グラ フ 、 第 5 図 は実施例 4 に よ り 得 ら れた 「免疫学的三点セ ッ ト 」 の相関関係を表わす グラ フ を.示 し、
[0494] 第 6 図(A )は、 第 3 図 を三次元的に立体図 と し て表わ し た も のであ り 、 第 6 図( B )は実施例 3 の( 1 )で得 られ た T ♦ B 細胞性免疫学的三点セ ッ 卜 の相関関係を表わす グラ フ であ る 。
[0495] 第 7 図 は、 実施例 1 、 2 の正常 40人の T細胞性免疫動 態図 と 免疫学的三点セ ッ ト な ら びに、 Τ · Β 細胞性免疫 学的三点セ ッ ト 図 を表わ し、
[0496] 第 8 図 は、 実施例 5 の 49歳の健常男性の Τ細胞性免疫 動態図お よ び Β 細胞性免疫動態図 な ら びに免疫学的三点 セ ッ ト お よ び Τ · Β 細胞性免疫学的三点セ ッ 卜 図 を表わ し、
[0497] 第 9 図 は実施例 6 の慢性関節 リ ゥ マ チ患者 3 例の Τ細 胞性免疫動態図お よ び Β 細胞性免疫動態図な ら びに免疫 学的三点セ ッ ト お よ び Τ · Β 細胞性免疫学的三点セ ッ ト 図 を表わす。
权利要求:
Claims 請 求 の 範 囲
1. 血液分析に よ り 免疫動態を測定す る 方法であ っ て、 下記(a:)〜(f)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り 抗原認識 機構を評価する こ と を特徴 と す る免疫動態の測定法。 (a) 採血血液 に つ い て 、 単球、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ一 Zヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ びへ ル パ ー T リ ン パ球の数を測定す る
(b) 単球 の数 を 従属変数 と し 、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ一/ヘ ル ノく ー T リ ン パ球お よ びへ ル パ ー T リ ン パ球の数を独立変数 と し て重回帰分析 を行な う
(c) 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ一/ヘルパ 一 T リ ン パ球お よ びヘ ル パ ー T リ ン パ球の各偏回帰 係数を求め、 有意差検定を行な う
(d) 重相関係数を求め、 有意差検定を行な う
(e) 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサーノヘ ル パ — T リ ン パ球お よ びヘ ル パ ー T リ ン パ球の寄与率を 求め る
(f) 単球 と 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサ一 / ヘ ル ノ ー T リ ン パ球お よ びヘ ル パ ー T リ ン ノ 球 と の 相関関係を求め る
2. 血液分析に よ り 免疫動態を測定す る 方法であ っ て、 下記(a) ~ (f)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り NK細胞の サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ 一サー系 リ ン パ球に対する 抑制作用 を評価す る こ と を特徵 と す る 免疫動態の測定 法。
(a) 採血血液に つ い て 、 NK細胞、 活性化サ ブ レ ッ シ ン · イ ン デ ユ ー ザーノヘルノ ー T リ ン パ球お よ びサ 7° レ ッ シ ョ. ン · イ ン デ ュ ーサ ー T リ ン パ球の数を測 定す る
(b) NK細胞の数を従属変数 と し 、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · イ ン デ ユ ーザー Zヘ ル パ ー τリ ン パ球お よ びサ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デユ ー ザ ー T リ ン パ球の数を独 立変数 と し て重回帰分析を行.な う
(c) 活性化サ ブ レ ツ シ.ョ ン · ィ ン デ ユ ー サ ー Zへ ノレ ノく 一 T リ ン パ球お よ びサ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサ 一 T リ ン パ球の各偏回帰係数を求め、 有意差検定を 行な う
(d) 重相関係数を求め、 有意差検定を行な う
(e) 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ 一 サ ー Zへソレ ノく 一 T リ ン パ球お よ びサ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ 一 T リ ン パ球の寄与率を求め る
(f ) NK細胞 と 、 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン ' イ ン デ ュ ー サ 一/ヘルパ一 T リ ン パ球お よ びサ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ー サ一 T リ ン パ球 と の相関関係を求め る 3. 血液分析に よ り 免疫動態を測定す る方法であ っ て、
Tia Ca) ~ ( f :)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り OK I al陽 性 リ ン パ球に対す る NK細胞機能お よ び単球の機能の状 態を評価す る こ と を特徴 と す る 免疫動態の測定法。
(a) 採血血液に つ い て 、 0 K I a 1陽性 リ ン パ球、 N K細胞 お よ び単球の数を測定す る
(b) OK I al陽性 リ ン パ球の数を従属変数と し、 NK細胞 お よ び単球の数を独立変数 と し て重回帰分析を行な ラ
(c) NK細胞お よ び単球の各偏回帰係数を求め、 有意差 検定を行な う
(d) 重相関係数を求め、 有意差検定を行な う
(e) NK細胞お よ び単球の寄与率を求め る
(f) OK I al陽性 リ ンパ球 と 、 NK.細胞およ び単球と の相 関関係を求め る
4. 血液分析に よ り 免疫動態を測定す る方法であ っ て、 下記(a:)〜(f)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り 活性化サ プ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ー サ一/ヘルノ ー T リ ン パ球 お よ び活性化サ ブ レ ッ サ ー /細胞傷害性 T リ ン パ球に 対す る NK細胞機能お よ び単球の機能の状態を評価す る こ と を特徵 と す る 免疫動態の測定法。
(a) 採血血液について、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ一/ヘルパ ー T リ ン パ球お よ び活性化サ ブ レ ッ サ ー Z細胞傷害性 T リ ン パ球、 NK細胞お よ び単 球の数を測定する
(b) 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサーノヘルパ — T リ ン パ球お よ び活性化サ ブ レ ッ サ ー Z細胞傷害 性 T リ ンパ球の数の和を従属変数 と し、 NK細胞お よ び単球の数を独立変数 と し て重回帰分析を行な う (c) NK細胞お よ び単球の各偏回帰係数を求め、 有意差 検定を行な う
(d) 重相関係数を求め、 有意差検定 を行な う
(e) NK細胞お よ び単球の寄与率を求め る
(f ) 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー /ヘ ルパ 一 T リ ン パ球お よ び活性化サ ブ レ ッ サ ー /細胞傷害 性 T リ ン パ球の数の和 と NK細胞お よ び単球 と の相関 関係を求め る
, 血液分析に よ り 免疫動態を測定す る方法であ っ て、 下記(a) ~ (g)の プ ロ セ ス を 行な.う こ と に よ り 、 活性化 B リ ン パ球に対す る NK細胞機能お よ び単球の機能の状 態を評価す る こ と を特徵 と す る 免疫動態の測定法。
(a) 採血血液につ い て 、 単球、 NK細胞、 OK I al陽性 リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ ーノ ヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ び、 活性化サ ブ レ ッ サ ー 細胞傷害性 T リ ン パ球の数を測定す る
(b) 0 K I a 1陽性 リ ン パ球数か ら 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ーザ ー Zヘ ル ノく 一 T リ ン パ球お よ び活 性化サ ブ レ ッ サ ー Z細胞傷害性 T リ ン パ球の数 を差 し 弓 I き 、 こ れ を 活性化 B リ ン パ球数 と し て 算 出 す る
(c) 活性化 B リ ン パ球の数を従属変数 と し、 NK細胞お よ び単球 の数 を 独立変数 と し て重回帰分析 を 行 な つ
(d) NK細胞お よ び単球の各偏回帰係数を求め、 有意差 検定を行な う (e) 重相関係数を求め、 有意差検定を行な う
(f ) NK細胞お よ び単球の寄与率を求め る
(g) 活性化 B リ ン パ球 と NK細胞お よ び単球 と の相関関 係を求め る
血液分析に よ り 免疫動態を測定す る方法であ っ て、 下記(a) ~ (d)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り 得 られた 標準偏回帰係数 と 各重相関係数 と を座標に よ り 表示 し た グ ラ フ を作成 し、 そ の グ ラ フ に よ り 評価する こ と を 特徵 と する 免疫動態の測定法。 .
(a) 採血血液について、 単球、 NK細胞、 OK I al陽性 リ ンパ球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー / ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 ヘ ルパ一 T リ ン パ球お よ びサ プ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 T リ ンパ球の数を測 定す る
(b) 単球 の数 を 従属変数 と し 、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサーノヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ びへ ルパ ー T リ ン パ球の数を独立変数 と し て重回帰分析 を行な い、 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り 、 単 球 と 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ーザー /ヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ びヘ ルノ ー T リ ンノ 球 と の相関 関係を求め る
(c) NK細胞の数を従属変数 と し て、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサー Zヘ ル パ ー τ リ ン パ球お よ び サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 T リ ン パ球の数を 独立変数 と して重回帰分析を行な い、 標準偏回帰係 数を 求め る こ と に よ り 、 NK細胞 と 、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー ヘ ル ノ ー T リ ン パ球お よ びサ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ ー T リ ン パ球 と の 相関関係 を求め る
(d) OK I a l陽性 リ ン パ球の数を従属変数 と し、 細胞 お よ び単球の数を独立変数 と し て重回帰分析を行な い、 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り OK I a l陽性 リ ン パ球 と 、 NK細胞お よ び単球 と の相関関係を求め る
血液分析に よ り 免疫動態を測定す る 方法であ っ て、 下記(a)〜(f)の プ ロ セ ス を行な う こ と に よ り 得 られた 各標準偏回帰係数 と 各重相関係数 と を座標に よ り 表示 し た グラ フ を作成 し、 そ の グ ラ フ に よ り 評価す る こ と を特徵 と す る 免疫動態の測定法。
(a) 採血血液について、 単球、 NK細胞、 OK I al陽性 リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サ ー Z細胞傷 害性 T リ ン パ球、 ヘ ル ノく ー T リ ン パ球お よ びサ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デユ ーザー T リ ン パ球の数を測定す る
(b) 単球 の 数 を 従属変数 と し 、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 / ヘ ル ノ ー T リ ン パ球お よ びへ ル パ ー T リ ン パ球の数を独立変数 と し て重回帰分析 を行な い、 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り 、 単 球 と 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ーザー /ヘ ル パ ー T リ ン パ球お よ びヘ ル ノく ー Τ リ ン パ球 と の相関 関係を求め る
(c) ΝΚ細胞の数を従属変数 と し て、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ一 /ヘ ル パ ー Τ リ ン パ球お よ び サ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサ ー Τ リ ン ノく球の数を 独立変数 と して重回帰分析を行な い、 標準偏回帰係 数を求め る こ と に よ り 、 ΝΚ細胞 と 、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 /ヘ ル ノ 一 Τ リ ン パ球お よ びサ ブ レ ッ シ ヨ ン · イ ン デ ュ ーサ一 Τ リ ンノく球 と の 相関関係を求め る
(d) OK I a l陽性 リ ン パ球の数を従属変数と し、 NK細胞 お よ び単球の数を独立変数 と して重回帰分析を行な い、 標準備回帰係数を求め る こ と に よ り OK I al陽性 リ ン パ球 と 、 NK細胞お よ び単球 と の相関関係を求め る
(e) 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · ィ ン デ ュ ーサーノヘ ルパ 一 T リ ン パ球お よ び活性化サ ブ レ ッ サ ー 細胞傷害 性 T リ ン パ球の数の和を従属変数 と し、 NK細胞お よ び単球の数を独立変数 と し て重回帰分析を行な い、 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り 、 活性化 T リ ン パ球 と NK細胞およ び単球 と の相関関係を求め る
(f ) 0 K〖 a 1陽性 リ ン パ球数か ら 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ一 ヘ ルノ、。一 T リ ン パ球お よ び活 性化サ ブ レ ッ サ ー Z細胞傷害性 T リ ン パ球の数を差 し引 き 、 こ れ を活性化 B リ ン パ球数 と し て算出 し、 そ の活性化 B リ ン パ球数を従属変数 と し、 NK細胞お よ び単球の数を独立変数 と し て重回帰分析を行な い、 標準偏回帰係数を求め る こ と に よ り 活性化 B リ ン パ 球 と NK細胞お よ び単球 と の相関関係を求め る
血液分析に よ り 免疫動態を測定 し、 評価す る 方法で あ っ て、
(a) 採血血液について CD3陽性 リ ン パ球'、 CD4陽性 リ ン パ球、 C D 8陽性 リ ン パ球、 N K細胞、 ヘ ル パ ー T リ ン ノ 球、 サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー T リ ン パ球、 細胞傷害性 T リ ン パ.球、 サ ブ レ ッ サ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサ ー /ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サ 一 Z細胞傷害性 T リ ン パ球、 単球の数を測定す る
(b) 活性化サ ブ レ ッ サ ー 細胞傷害性 T リ ン パ球の数 を従属変数 と し、 単球、 活性化サ ブ レ ッ シ ヨ ン · ィ ン デ ュ ー サ ー ノヘ ル パ ー T リ ン ノ 球、 ヘ ル パ ー T リ ン ノ 球、 C D 3陽性 リ ン パ球、 C D 4陽性 リ ン パ球、 C D 8陽性 リ ン パ球、 N K細胞、 サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ー サー T リ ン パ球、 細胞傷害性 T リ ン パ球、 サ プ レ ッ サ 一 T リ ン パ球の各数を独立変数 と し てそれ ぞれ重回帰分析を行な う
(c) 活性化サ ブ レ ッ サーノ細胞傷害性 T リ ン パ球に対 する CD3陽性 リ ン パ球、 CD4陽性 リ ン パ球、 CD8陽性 リ ン パ球、 単球、 NK細胞、 ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 サ プ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デュ ー サー T リ ン パ球、 細胞傷 害性 T リ ン パ球、 サ ブ レ ッ サ ー Τ リ ン パ球、 活性化 サ ブ レ ッ シ ヨ ン ♦ ィ ン デ ュ ーサ ー Ζヘ ル ノ ー Τ リ ン パ球それぞれの寄与率を求め る
( d ) 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一/ ヘ ルパ 一 T リ ン パ球の寄与率を、 ヘ ル パ ー T リ ンパ球の寄 与率 と サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ ー T リ ン ノ 球 の寄与率 と の比率に応 じ て分配 し て、 活性化へル バ 一 T リ ン ノ、。球の寄与率お よ び活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ユ ー ザ ー T リ ン パ球の寄与率 を 算出す る
( e ) 上記(b )で行 っ た重回帰分析で得 られた寄与率を、 サ ブ レ ッ サー T リ ン パ球の寄与率 と 細胞傷害性 T リ ン パ球の寄与率 と の比率に応 じ て分配 し て、 活性化 サ ブ レ ッ サ ー T リ ン パ球の寄与率お よ び活性化細胞 傷害性 T リ ン パ球の寄与率を算出す る
( f ) 上記(d )、 (e )で算出 さ れた各寄与率を 円面積に換 算 し、 活性化ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン . ィ ン デュ ーサー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サー T リ ン パ球お よ び活性化細胞傷害性 T リ ン パ 球につ い て の相互関係に応 じ て、 それ ら の各面積の 円 を配列 し て細胞性免疫動態図 を作成す る
上記(a ) ~ ( ί )の プ ロ セ ス を行い、 得 られた細胞性免疫 動態図に よ り 、 細胞性免疫動態を総括的に評価す る こ と を特徵 と す る 免疫動態測定法。
血液分析に よ り 免疫動態を測定 し、 評価す る 方法で あ っ て、
( a ) 採血血液につ い て 、 0 K I a 1陽性 リ ン パ球、 N K細胞、 ヘルパ ー T リ ン ノく球、 サ ブ レ ッ シ ヨ ン . イ ン デ ュ ー サー T リ ン パ球、 細胞傷害性 T リ ン パ球、 サ ブ レ ツ サ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ ー ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サ ー ノ細胞傷害性 T リ ンパ球、 単球、 好塩基球、 好酸球、 好中球の数を測定す る
( b ) 0 K I a 1 陽性 リ ン パ球数カゝ ら 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デュ ーサー /"ヘルノ 一 T リ ンパ球お よ び活 性化サ ブ レ ッ サ ーノ細胞傷害性 T リ ン パ球の数を差 し 弓 I き 、 こ れ を 活性化 B リ ン パ球数 と し て算 出 す る
( c ) 活性化 B リ ン パ球の数を従属変数 と し、 NK細胞、 ヘルノく 一 T リ ン パ球、 サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ー サー T リ ン パ球、 細胞傷害性 T リ ン パ球、 サ ブ レ ツ サ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ一 Z ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サ ー /細胞傷害性 τ リ ン パ球、 単球、 好塩基球、 好酸球、 好中球の各数を独立変数 と し て それぞれ重回帰分析 を行な う
( d ) 活性化 B リ ン パ球に対す る NK細胞、 ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 サ ブ レ ツ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサ ー T リ ン ノ 球、 細胞傷害性 T リ ン パ球、 サ ブ レ ッ サ ー T リ ン パ 球、 活性化サ ブ レ ツ シ ョ : ' イ ン デ ュ ー サ一/ ヘ ル パ ー T リ ン パ球、 活性化サ ブ レ ッ サ ー /細胞傷害性 Τ リ ン パ球、 単球、 好塩基球、 好酸球、 好中球、 そ れぞれの寄与率を求め る
(e) 活性化サ ブ レ ッ シ ョ ン · ィ ン デ ュ ーサー Zヘ ルパ 一 T リ ン パ球の寄与率を、 ヘ ル パ ー T リ ン パ球の寄 与率 と サ ブ レ ッ シ ヨ ン . イ ン デ ュ ーサ一 τ リ ン ノ 球 の寄与率 と の比率に応 じ て分配 して、 活性化へル バ — T リ ン バ球の寄与率お よ び活性化サ ブ レ ツ シ ョ ン ♦ ィ ン デ ュ ー サ ー T リ ン パ球の寄与率 を算 出 す る
(f) 上記(c)で行っ た重回帰分析で得 られた寄与率を、 サ ブ レ ッ サ ー T リ ン パ球の寄与率 と 細胞傷害性 T リ ン パ球の寄与率 と の比率に応 じ て分配 し て、 活性化 サ ブ レ ッ サー T リ ン パ球の寄与率お よ び活性化細胞 傷害性 T リ ンパ球の寄与率を算出する
(g) 上記(d)、 (e)、 ( f )で算出された各寄与率の う ち 活性化細胞傷害性 T リ ン パ球以外の も の につ き 、 そ の各寄与率を 円面積に換算 し、 それ ら の相互関係に 応 じ て、 上記各面積の 円 を配列 し て、 細胞性免疫動 態図 を作成す る
上記(a)〜(g)の プ ロ セ ス を行い、 得 られた細胞性免疫 動態図に よ り 、 細胞性免疫動態を総括的に評価す る こ と を特徴 と す る 免疫動態測定法。
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同族专利:
公开号 | 公开日
DE69022392T2|1996-03-28|
DE69022392D1|1995-10-19|
EP0443036A1|1991-08-28|
EP0443036B1|1995-09-13|
EP0443036A4|1993-03-03|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1991-03-21| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): JP US |
1991-03-21| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE FR GB |
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1991-08-28| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1990913230 Country of ref document: EP |
1995-09-13| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1990913230 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP23448489||1989-09-08||
JP1/234484||1989-09-08||EP19900913230| EP0443036B1|1989-09-08|1990-09-07|Method of determining kinetics of immunity|
DE1990622392| DE69022392T2|1989-09-08|1990-09-07|Verfahren zur bestimmung der kinetik der immunität.|
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